こりゃええわ。Jose Jamesのブルーノート移籍作品
"No Beginning No End" Jose James (Blue Note)
私はJose Jamesの最初のリーダー作である"The Dreamer"も保有しているのだが,ここ暫く聞いていないし,そもそも何処かにあることはわかっていても,行方が不明である(爆)。だが,同作については正直言ってしまうとピンとこなかったという感覚が残っている。それは私がジャズ・ヴォーカルの熱心なリスナーでないことも影響したかもしれないが,魅力をちゃんと理解できていない。だから,その後のアルバムには手を出してこなかったが,今回はRobert Glasper等が参加ということもあり,期待を込めての購入となったが,これが予想を上回る素晴らしさである。
詳細のクレジットは記載されていないが,Special Thanksとされているのが参加しているミュージシャンだと思えばいいだろう。そこにはGlasperのほかに,Pino Palladino(プロデューサー兼務)やChris Daveの名がある。GlasperとDave,そしてPalladinoとDaveもバンド・メイトということもあり,この辺りのミュージシャンのシンジケートで成立している音楽だと言ってもよいだろう。そうした音楽のフィット感が私には極めて高いことが,私の評価の高さに通じていることは間違いない。ある意味,Glasperの"Black Radio"への評価と同様のものがあると言ってもよい。
ここに収められた音楽は,決してジャズ・ヴォーカルの範疇に留まるものではない。むしろソウル色が濃いと言った方がよいのだが,Jose Jamesの声や唱法がそれにバッチリはまっているのである。ここでの歌唱や演奏には熱狂はなく,淡々として落ち着いたものであることをどう捉えるかによって評価は分かれるかもしれないが,私には非常に心地よいものとなった。ちゃんと評価するためにはもう少し歌詞を咀嚼する必要もあろうし,Robert Glasperのやっていることと何が違うのかということもできるのだが,ちょいと甘いとしても私は本作に星★★★★★を与えられると思う。ゲスト・ヴォーカルのHindi ZharaとEmily Kingがこれまた魅力的で,このアルバムへの貢献度大であることも大きな要素である。
いやいや,それにしても気持ち良い。何回でも繰り返し聞ける音楽である。Jose Jamesに対する評価が私の中で大きく転換したと言っておこう。
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コメント
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おはようございます。このアルバム気になっておりました!レコードも出ているので聞いてみようと思います。
投稿: takeot | 2013年1月27日 (日) 08時54分
Toshiya-san
ご無沙汰しております。aikです。
まさに Yes way,Jose! と言いたくなる作品ですね。
これは良いですよねぇ。
D'Angeloを彷彿させる一曲目からラストまで。
Robert Glasper、Pino Palladinoの名前買いでしたが、バッチリ当りました。
投稿: aik | 2013年1月27日 (日) 10時54分
へぇー私も買ってみよっと!
FBでNate Smithまで推してましたよ
投稿: rhodia | 2013年1月27日 (日) 16時51分
takeotさん,こんばんは。きっとお気に召すと思います。是非。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年1月27日 (日) 21時27分
aikさん,こんばんは。お久しぶりです。
Pino PalladinoとChris DaveはD'Anngeloのバックもやっていましたから,同質性が出てきますよねぇ。正直なところ,私はこれほどいいとは思っていなかったので,嬉しい誤算でした。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年1月27日 (日) 21時29分
rhodiaさん,こんばんは。これ,買いですよ。間違いなくrhodiaさんにはフィットすると思うなぁ。それにしてもNate Smithもねぇ。ミュージシャンの相関関係とか人脈って面白いですよね。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年1月27日 (日) 21時34分
わたしも、ちゃんと、買ってますわ。うふふ。。
投稿: Suzuck | 2013年1月29日 (火) 17時15分
Suzuckさん,こんばんは。返事が遅くなりました。
さすがだ。ここまで目配りされているのが素晴らしいですわ。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年1月30日 (水) 23時38分
おはようございます。
昨日レコード届きました!夜に、まだ1回しか聞いておりませんが、なかなか良いです。なるほどソウルですね!
JAZZというよりはね!私は、ジャンルは、こだわらないので楽しめそうです。
投稿: takeot | 2013年2月 1日 (金) 08時30分
takeotさん,こんばんは。はい,ソウルです。これをジャズって感じる人はいないでしょう。
確かにJose Jamesの発声法はそこはかとなくジャズ・ヴォーカリストとしてのキャリアを感じさせる部分がありますが,バックの演奏と相俟ってこれはソウル化していると言うべきでしょうね。私も雑食ですので,これは全く問題なしというか,むしろ好きです。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年2月 1日 (金) 21時51分