久々にPolliniのバルトークを聴く
"Bartok: Piano Concertos 1+2" Maurizio Pollini, Claudio Abbado & Chicago Symphony Orchestra (Deutsche Grammophon)
昔から保有しているのだが,滅多に聴かない,しかしたまに聴くとまいってしまうというレコードなりCDって実は結構あるのではないかと思う。これなんかその最たるものと言ってもよいものかもしれない。
私がこれを買ったのはLP時代で,私は高校生だったはずだが,その頃ジャズにはまり始めていた私がなぜこのアルバムを買ったのかは今となっては記憶の彼方である。しかし,私の亡くなった父は結構バルトークが好きだったので,その影響だったかもしれない。それにしても,当時としては,日頃聞いているのと結構違うタイプの音楽だったことは間違いないのだが,拒否感というのはあまりなかったように思えるのが今となっては不思議である。
これはシカゴ響という強烈なオケの伴奏も聞きものであるが,それよりも何よりもPolliniによるパーカッシブなピアノの響きに圧倒される。強烈なテクニックに裏打ちされながら,こんな曲でも全く破綻することなく打ち出されるPolliniのピアノには心底驚かされてしまうのである。やっぱりこれはいつ聞いても凄いわと思わされる。
だが,これだけ激しい音楽なので,正直言ってしょっちゅう聞きたいとは思わないのは前述の通りであるが,これはクラシック音楽に馴染みがなくても,そのパーカッシブな響きにより,この音楽に抵抗なく入り込める人も結構いるかもしれないのも事実である。まぁ皆さん,聴いてみなはれってことで星★★★★★。私は久々に聴いて,興奮してしまった...。
尚,私は本盤のCDも保有しているが,LPもいまだに持っており,そのLPにAbbadoにサインを貰ったのも懐かしい。彼がロンドン響と来日した時に,学生だった私は楽器搬入のバイトをしていて,舞台の袖からAbbadoの振りっぷりを見ながらマラ5を聞いただけでなく,このアルバムにもスタッフ経由でサインしてもらったのである。今や私の家宝の一枚であるとともに,忘れ難い経験である。で,なんでマラ5のLPではなかったのか?当時の私はマーラー嫌いだったのである(笑)。人間変われば変わるもんである。
Recorded on February 14, 19 & 22
Personnel: Maurizio Pollini(p), Claudio Abbado(cond), Chicago Symphony Orchestra





























































































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