Adriana Calcanhottoのライブ盤は素晴らしい出来
"Microbio Vivo" Adriana Calcanhotto(Sony)
私はブラジル音楽に造詣が深いわけではないのだが,かなりブラジル音楽は好きである。と言っても,新たにいろいろな人を開拓するとか,そういうのではなく,ほかの方のご紹介を参考にしたり,ショップでの直感に頼っての購入が多いと言ってよい。
私が初めてAdriana Calcanhottoのアルバムを購入したのは"Mare"だったのだが,それはArto Lindsayがプロデュースしていて,かつ半額値引きセールをしていたからだった。私はMarisa MonteのアルバムにおけるArto Lindsayのプロデュースぶりを評価していることもあっての購入だったが,それはそれで気持ちのよいアルバムだったとは思うが,このブログにアップするところまでは行っていなかった。その後,昨年の"O Microbio Do Samba"も買って,それなりに評価してきたつもりである。それでも私が彼女の魅力を完全に理解していたとは言い難いが,このライブ・アルバムを聞いて,私の彼女に対する評価は飛躍的に高まってしまったと言ってよい。こんなに凄いシンガーだったのか...。
とにかく,これほど心地よいライブ盤というのはなかなかあるものではない。実力十分の小編成のバックに支えられながら,ここで彼女の聞かせる歌が最高である。私はあまりの心地よさに出張の道すがら何度もプレイバックしてしまったほどである。彼女の歌がいいのはもちろんなのだが,バックの演奏も極めて適切に心地よいグルーブを生み出していて,近年聞いたブラジル音楽の中でも,Maria Ritaに勝るとも劣らないぐらい気に入ってしまった。本当に気持ち良い音楽である。
こんな演奏を聞かされては,昨年の来日公演に行かなかったことを強く悔いる私である。今年のブラジル音楽部門ベスト作最有力候補。星★★★★★。まじでたまらん。尚,クレジットにはJorge Ribeiroという人が「紙吹雪」ということで載っている(笑)。ジャケや写真からもわかるが,相当の紙吹雪を散らしたと見える。DVDも気になるところであるが,音楽だけでも十分に楽しめる。
Recorded Live in Rio De Janeiro on October 15, 2011
Personnel: Adriana Calcanhotto(vo, perc), Alberto Continentino(b), Davi Moraes(g, perc), Domênico Lancellotti(ds, perc)
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コメント
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おはようございます。
CDとDVDもう出ているんですね!
紙ふぶき、東京でもたくさんまきました(笑)
私はその1枚?を記念に持って帰りました・・・
拙ブログ昨年11月に載せてますので、ご笑覧ください。
投稿: HamaVenturini | 2012年7月16日 (月) 07時04分
HamaVenturiniさん,おはようございます。
CDのブックレットを見ると,この紙吹雪,半端な量じゃなかったようですねぇ。いずれにしても,彼女のライブをご覧になられたということは誠に素晴らしく,羨ましい限りです。
DVDは既発かはわかりませんが,私はCDはDUで購入致しました。ご参考まで。それにしても,このライブ素晴らしいです。まじでまいってます。
投稿: 中年音楽狂 | 2012年7月16日 (月) 09時50分