クリポタ観戦記:完全無欠の鬼ライブ
Chris PotterがUndergroundを率いて待望の来日を果たすと決まった時から,絶対行くぞと決めていた私であるが,あまりに凄いので2回行ってしまったではないか。2日目1stと最終日2ndに参戦した私である。ブログのお知り合いも行かれていたということは皆さん記事にされていて,ご同慶の至りと思っている私だが,現地にもそれはそれは知り合いの山みたいな感じであった。八木ブラザース/放し飼い,某有名ブロガーさま,イタリア・ジャズの女神さま等々である。
そして,私は2回のセットを聞いたわけだが,2セットとも悶絶である。クリポタは強烈なフレージングを連発し,それで悶絶。Nate Smithの超絶変拍子でまた悶絶。Adam Rogersのソロからカッティングへの移行で更に悶絶。Fima Ephronだけはどうにも地味だったが,バンド全体でやっぱり悶絶といった具合である。
2日目のセットはパリで録音されたブートに近い曲群であったが,凶暴なグルーブを持つ"Facing East"や"Time's Arrow"がいいのはもちろんなのだが,私がまいってしまったのがAdam Rogersとのデュオで演奏された"I Fall in Love Too Easily"であった。バスクラから入り,テナーに持ち換えるという展開であったが,あまりのよさに落涙しそうになっていた私である。とにかくアンコールのRadioheadの"Morning Bell"まで,とにかく最高の演奏だったと言ってよい。最終日も同じような感じであるが,曲は結構違っていた。しかし,演奏の質は変わることなく,また,信者の数も増えたこともあり,オーディエンスの反応も相当に熱かったと言える。
いずれにしても,Undergroundの面々は客入りが多かろうが少なかろうが,一切の手抜きなし。これぞプロって感じの演奏である。帰り際にクリポタと話をしたが,あの鬼のようなフレージングが嘘のようなナイスガイであった。私は"Rumples"を聞けなかったのが唯一の心残りだが,ちゃんと戦利品もゲットしたので,彼らの生音を思い出しながら,またクリポタのCDを楽しむこととしよう。
今度はそんなに間を置かず来日して欲しいものである。いやいやそれにしても凄いバンドであった。このバンドを聞かずに現代ジャズは語れないだろうし,語って欲しくない。最高のライブとはこういうものを言うのだ。それを見逃していてはジャズ・ファンとはやはり言えまい。とは言え,Tom Harrellは来るわ,James Farmも来るわではどれに行こうか悩んでいる人もいただろうから,泣く泣く諦めた人もいるだろうが,それでもこれは見逃してはならないライブであったと断言しておく。
クリポタ,クリポタ,いぇ~い,いぇ~い!【Courtesy of すずっくさん(笑)】
Personnel: Chris Potter(ts, b-cl), Adam Rogers(g), Fima Ephron(b), Nate Smith(ds)
































































































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