Radu Lupuの来日:今度は大丈夫なのか?
Radu Lupuが11月に来日するそうである。2010年の公演は本人の体調不良により,1回の演奏だけで途中帰国となったのだが,私はそのときはチケットも取っていなかったし,そもそも来日したことすら知らなかった。そのリベンジというわけではないだろうが,今年の秋に来日することが決まり,東京では11/8と11/13の2回の公演が組まれている。そして,11/8はオール・シューベルト・プログラムである。これは行かないわけにはいかない。
ということで,今年はピアノはジャズもクラシックも来日ラッシュである。私はこれから決まっているだけでもCecil Taylor(!),Keith Jarrett,Brad Mehldau,そしてこのLupuである。それにしてもLupuのD960を聞けるのは嬉しいなぁ。昨年の内田光子のD960の演奏もよかったが,普通なら,間違いなくLupuはそれを上回る演奏を聞かせてくれるはずである。さぁ,予習,予習。今度は万全の体調で来日してくれることを祈るのみ。それにしても,Rupuって今はこんなになってるのねぇ。ピアノ仙人と呼びたい感じである。
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コメント
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ルプー、懐かし。レコード一枚だけ聴いたことがあり、サラサラと透明で品があり、お気に入りでした。(でもなんの曲か覚えてない。ドビュッシーだったような気が……)
しかし、ほんとにこんな顔になってたんですね−。いい顔です。
投稿: 先崎 | 2012年4月10日 (火) 11時03分
先崎さん,こんばんは。今回の来日ではドビュッシーもやりますが,私はやはりシューベルトを取りました。気が早いですが,予習のつもりで聞いたD960は朝の通勤電車の苦痛を和らげてくれたような気がしましたねぇ。
それにしても最近のLupu,いい顔と言えばその通りです。楽しみに11月を待ちたいと思います。
投稿: 中年音楽狂 | 2012年4月10日 (火) 23時27分
スマトラで、また大地震、どうしても震災と重なり、他人事に思えません。地球規模で、変革期を迎えていて、不安になります。穏やかなシューベルト、私も聴きたくなりました。音楽が聴けること、とても感謝しないといけないですね。
投稿: ひまわり | 2012年4月12日 (木) 13時06分
ひまわりさん,続けてこんにちは。確かに音楽が聞けることの喜びと言うのは昨年の震災から暫く経った頃に痛切に感じましたよね。
そういう気持ちがどんどん希薄になっているようで,自分でもちょっとなぁ...って気もします。やはり,感謝を捧げるべき時にはきっちり捧げるべきなんでしょうね。
予習と思ってLupuを聞きましたが,やはり素晴らしい演奏でした。11月には至福の時に浸りたいと思います。
投稿: 中年音楽狂 | 2012年4月15日 (日) 17時33分