懐かしいよねぇ。John Abercrombieの"Characters"
"Characters" John Abercrombie(ECM)
正確に言うとこの記事の主題は正しくない。私はECMレーベルの音楽がかなり好きで,相応の枚数のアルバムを保有はしているが,だからこそ持っていることで満足してしまって,ちゃんと聞いていないアルバムも実は結構あるのだ。しかし,それではいかんということで,昨今,せっせとリッピングしているところである。その一環で,iPodに突っ込んだアルバムのうちの1枚が本作である。録音は1977年であるからもう随分と昔のアルバムとなってしまったが,いずれにしてもちゃんと聞いたのはかなり久しぶりのような気がする。久しぶりに聞いた=懐かしいではないので,やはり主題としては不正確かなぁ...(だったら,変えればいいじゃん!と自ずからつっこみを入れる私)。
それはさておき,冒頭からインド音楽(シタールの響きと言えばいいだろうか)のような感覚を覚えさせられて,まずちょっと驚いたのだが,それは冒頭だけで,その後はECMらしい浮遊感のある音楽が続いている。本作はAbercrombieのギターの多重録音によるものであり,前はこういう取り組みがECMには結構あったなぁなんて思うのだが,それも懐かしさを増幅させる要因かもしれない。
リズム隊がいないこともあり,ある意味特異なアルバムなので,本作を1枚聞き通すのはECMファンでないときついかもしれないが,これは特に好き者にとっては鑑賞に耐えうる音楽であることはもちろんだが,アンビエント・ミュージックとしても使えそうな感覚が強い。それがECMレーベルらしい個性とも言えるが,あの頃のECMって感じの音楽である。
アルバムを通して聞いてもいいが,私は曲想の変化や演奏の質から,冒頭の"Parable"が白眉。Abercrombieを聞くならこれからってことはないが,これはこれで楽しめる。星★★★☆。
Recorded in November, 1977
Personnel: John Abercrombie(g, mandolin)
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