2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト

2021年のおすすめ作

無料ブログはココログ

« 2011年を回顧する(その3):映画編 | トップページ | 2011年の回顧(ジャズ編)は1日延期させて頂きます。 »

2011年12月27日 (火)

2011年を回顧する(その4):音楽(ジャズ以外)編

いよいよ年末も迫ってきたので,2011年の回顧シリーズも音楽編に突入である。今回はジャズ以外の音楽を取り上げるが,最終的にはジャズも含めた全カテゴリーの中から,私のベスト3を選ぶことにしたいと思う。

書籍編でも書いたが,今年は通勤環境が変化したため,通勤時間帯とは言え,音楽を集中してきくことが難しくなったのは事実である。そのため,記事のアップに時間が掛かってしまったり,ちょっと聞き方が浅いかなぁなんて思うことも多々あったのは事実である。来年の春先あたりになれば,少しは環境が改善すると思われるが,それまでは我慢,我慢である。また,震災の影響もあって,音楽鑑賞に身が入らないこともあったし,また,私にとってはダウンロードへの依存度がこれまで以上に高まったことなど,これまでにない音楽生活だったかなぁなんてことも思っている。

そうは言いながらも,今年もいろいろな音源を耳にしてきたと思うし,よくもまぁノン・ジャンルで何でも聞けるわと,自分でも呆れてしまうほどである。しかし,以前からこのスタイルは変わらないし,おそらくは今後も変えようがないだろう。ということで,マルチ・カテゴリーで私が今年気に入ったアルバムをまとめたい。

Lulu ロック:ロックでは何と言ってもLou Reed & Metallicaの"Lulu"にまいってしまった私である。このアルバムには賛否両論であるが,「否」の方は多くがMetallicaのファンの訳のわからない批判であるように思う。また,Lou Reedのファンにとってもこれが最高傑作かと言えば違うというような論調も多い。しかし,私が今年聞いたロックの中では,本作が最も私を感動させたものだと言ってよい。とてつもなく深い音楽だと思えたこの作品は,ロック・フィールドにおいて,最高作と位置づけたい。そのほかにはDaniel Lanoisの新バンドBlack Dub,そしてDave Stewartの"Blackbird Diaries"が記憶に残っている。Ry CooderによるRy Cooderらしい作品,"Pull Up Some Dust & Sit Down"も私にとっても久しぶりのRy Cooderとなったが、そんな私にも納得のいく作品であった。

Marsha_ambrosius ソウル/R&B:何と言っても,今年最も私を狂喜させたのはMarsha Ambrosiusの"Late Nights & Early Mornings" であろう。この人の歌のうまさ,まさしく半端ではない。彼女の作品はソウル部門では間違いなくトップだと聞いた瞬間に思ったことも事実である。友人にも呪文のようにMarsha Ambrosius,Marsha Ambrosiusと唱え続け,気味悪がられたこともあった(笑)。そのほかではBooker T. Jonesの"Road from Memphis",Betty Wrightの"The Movie",そして年末ギリギリに記事をアップしたKindred the Family Soulの"Love Has No Recession"だろう。Booker T.もBetty WrightもバックはThe Rootsであるが,彼らがベテランに新しい血を吹き込んだことは間違いのない事実だと思う。

Mariaritaelo ブラジル:今年の私のマイ・ブームはMaria Ritaであった。彼女の新作"Elo"は私をノックアウトするに十分な出来であり,その後,私は彼女のアルバムを速攻で全部揃えてしまった。それぐらい気に入ってしまったのである。こんなことはMarisa Monte以来と言ってもいいかもしれないが,そのMarisaも年末近くになってナイスな新作を届けてくれた。やはりブラジル音楽はいいねぇと思わせてくれた二人の歌姫である。

Kuti ワールド・ミュージック:そんなたくさんのアルバムを聞いたわけではないが,Tinariwenの"Tassili"(記事はアップしていない)が渋い出来だったのには驚いた。ただ,私としては"Aman Iman"の方が好きかなぁって気がする。それよりも何よりも今年,この分野で最も凄かったのはSeun Anilulapo Kuti & Egypt 80の"From Africa with Fury: Rise"である。Brian Enoプロデュースということもあり,"Remain in Light"にもなぞらえることがあるが,このスピード感溢れるファンク・ミュージックには心底参った。

1969 そして今年の特別賞に値するのは由紀さおりがPink Martiniと見事に歌謡曲の世界を再構築した"1969"であろう。各国のチャートも賑わしたということで,様々なメディアにも取り上げられたが,私も昭和歌謡の世界にどっぷりとつかってしまった。尚,先日,飲み会の二次会でカラオケに行ったら,「真夜中のボサノバ」が加えられていたのに反応して,思わず歌ってしまった私である(爆)。歌手としてはオリジナルのヒデとロザンナではなく,Pink Maritniと由紀さおりなのにはちょっと受けてしまった。

« 2011年を回顧する(その3):映画編 | トップページ | 2011年の回顧(ジャズ編)は1日延期させて頂きます。 »

ロック」カテゴリの記事

ソウル/R&B」カテゴリの記事

ブラジル」カテゴリの記事

ワールド・ミュージック」カテゴリの記事

コメント

 私はELIANE ELIASのファンなんですが、こちらでMARIA RITAを教えて頂いて喜んでいます。
 来年もよろしくお願いします。

風呂井戸さん,こんばんは。Maria Rita,お気に召して何よりです。Elianeもいいですよねぇ。

いずれにしても,こちらこそ来年もよろしくお願いします。年末に向けて,まだ記事はアップされますので,もう暫くお付き合いのほどを。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2011年を回顧する(その4):音楽(ジャズ以外)編:

« 2011年を回顧する(その3):映画編 | トップページ | 2011年の回顧(ジャズ編)は1日延期させて頂きます。 »

Amazon検索ツール

2022年のおすすめ作