でかくて重いMyung-Whun Chungボックス到着
"Myung-Whun Chung DG Recordings 1991-2010" (Deutsche Gramophone)
ボーナス・ディスク込みで33枚組であるから,まぁ嵩張るのは仕方がないが,こんな重量級ボックスだとは思わなかった。宅配ロッカーを開けてびっくりの中年音楽狂である。このボックスが重いのは200ページのハードカバー・ブックレットのせいだが,それにしてもである。このブックレット,韓国語,英語,日本語の3言語で書かれているのはいいが,なぜか曲解説には日本語がないってのはちょいと手を抜き過ぎではないかい?と皮肉の一つも言いたくなる。それでもこれはチョン・ミョンフンがドイツ・グラモフォンに録音したアルバムの集成として,まぁ持っていて損はないと言えるものである。
それにしても,この人のレパートリーってのはちょっと不思議な感じがするなぁと思わせるのは,メシアンのディスクが8枚も含まれているってことに加え,ベルリオーズも4枚あるということではないかと思う。私の中で,チョン・ミュンフンっていう人はダイナミズムに溢れる指揮というイメージが強いが,いかにもというレパートリーではなく,フランス系を重視した選曲というのがユニークなものに感じられるのである。
収められた音楽に取り組むのはこれからだが,これからしばらくはこれだけでもOKかもしれないと思えるようなボックスである。とか何とか言いながら,ほかの新譜もガンガン届いているので,このボックスを年内に聞き終えるのは無理かもしれないなぁなんて思っている私である。
ちなみにこのボックス中,2枚(「幻想」と「春祭」/「展覧会」)は既に購入済みかつ当ブログにも記事をアップ済み(記事はこちらとこちら)だったが,これだけのボックスで1枚500円そこそこならまぁいいかって感じで買ってしまった私であった。こういうのは無駄遣いとは言わないよね(と開き直る)。
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