出張中に見た映画(11/09_欧州編):その3
「X-Men:ファースト・ジェネレーション(X-Men:First Class)」('11,米,Fox)
監督:Matthew Vaughn
出演:James McAvoy,Michael Fassbender,Kevin Bacon,Jennifer Lawrence,January Jones
出張中に見た映画の3本目は帰路で見たものである。正直,帰路での私は相当疲れ果てていて,食事もせずに,ほとんど飲み物だけで過ごしたのだが,それでも映画は2本は見ているのだから,相当な好き者である。そして選んだのがこの映画であるが,往路で見た「Gantz」が酷い出来だったので,この映画も期待しないで見たのだが,こちらは思わぬ拾い物であった。
私は「X-men」シリーズは,これまた機内エンタテインメントで「ウルヴァリン:X-MEN Zero」を見ただけだが,それも本来のシリーズの前日譚であったが,本作は更にそれを遡るという奇策に出たと言ってもいいだろう。世の中では「猿の惑星」の遡及もされる時代だからまぁ仕方がないのかもしれないが,それはオリジナル脚本のアイディアの枯渇を裏付けると言ってもいいように思える。しかし,そうした中でどういうストーリーを構成するかという点でちゃんと頭を使えば,この作品のようにまともな作品もうまれるということである。いつも言っているが,シナリオやストーリーはその映画の出来を大きく左右するということである。
この映画,何がどうなって,X-Menの世界が出来上がったのかを示すという点では,登場人物がかなり多いにもかかわらず,よく辻褄が合っている。そして,この映画をまともなものにしたのが,悪役Kevin Baconの存在である。本当に憎々しいと思わせる役柄であるが,本当にこの人はこういう嫌らしい役を見事に演じるものだと感心せざるをえない。私はBaconの貢献度大だと思うが,そのほかのキャラクターもなかなかよく造形されていて楽しめる。
時代背景を踏まえると,あのVFXはさすがにやり過ぎだろうと思わされる部分もあるが,そうした点には目をつぶってもいいと思わせるぐらい,この映画は私にとっては好感度大であった。もちろん,本質的にはエンタテインメントである。深みなどを求めてはならないと思うが,こうした荒唐無稽な映画の割にはしっかり作ってあることは認めるべきだろう。星★★★★。
尚,本シリーズの本来の主役であるHugh Jackmanもちらっと登場させるところも憎いねぇ。
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