Kuti家って凄いわ:これぞアフリカン・ファンク!!
"From Africa with Fury: Rise" Seun Anikulapo Kuti & Egypt 80(Knitting Factory)
いくら私が雑食系音楽リスナーだからと言って,アフリカ音楽を頻繁に聞いているわけではない。どちらかと言えば私にとってはプライオリティは低い方の音楽だと言ってもよい。ではそんな私がなぜこのアルバムを買うのかって言えば,プロデュースをBrian Enoが行っているからにほかならない。
Enoと(広義の)ファンクと言えば,Talking Headsの"Remain in Light"がその代表という気がするが,私にとって"Remain in Light"はこれ以上ないと言ってよいぐらいの完成度だと思っている(記事はこちら)。だからこそ,このアルバムにも期待を掛けてしまったわけだが,その期待は決して裏切られることはない。私たちが想像するような音が,こうやって欲しいという感覚で飛び出してくるのである。よって,こんなアルバムを聞いたら,Enoってわかってるよねぇなんて好き者同士の会話が展開されること必定という感じだ。
名前を見れば明らかな通り,Seun KutiはFela Kutiの息子である。親子の血は隠せないねぇと思えるぐらい,オヤジ同様のファンクぶりにはある意味驚かされるが,才能も一筋縄ではないと思わせる。そうしたSeun Kutiの資質とBrian Enoのプロデュースが相俟って,素晴らしいファンク・アルバムが生まれたと言ってよいだろうが,父,Fela Kutiもあの世で喜んでいるに違いないと思わせる傑作。
梅雨も明けていないのに,いきなり暑くなってしまった日本であるが,その暑さも吹き飛ばすような熱気(変な表現だなぁ...)を感じさせる燃えるファンク・アルバムである。星★★★★★。それにしても,今年は出来がいいアルバムが多いのがジャズだけではないな~。
尚,ミュージシャンのクレジットは追って時間のある時にでもアップしたいと思う(本当にその時は訪れるか微妙だが...)。
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