最近買った比較的珍しいアルバム群
中古盤屋をマメにうろついていると,日頃あまりお目にかからないアルバムに遭遇することがあって,ついつい買ってしまうということがある。収納場所にすら困っているような状態なんだからよせばいいのにと思いつつ,心の片隅に困ったら「売り抜けよう」なんて邪な考えがよぎるものだから,つい手が伸びてしまう。もちろん,それは真っ当なプライシングということが条件ではあるが,今日はそんなアルバムをご紹介しよう。
"James Taylor Live in Rio" James Taylor(Columbia Brazil)
このアルバムはブラジルのみで発売されたJT「初の」ライブ・アルバムである。1985年のリオ・デジャネイロにおいて収録された本作は,やたらに「音が悪い」と言われるが,別にそこまでひどいとは思わない。それよりもこのアルバムを聞いて驚いてしまうのは,ブラジルの聴衆の熱狂ぶりである。JTは米国においては国民的な歌手として,非常に人気のある人だとは思うが,ここでのオーディエンスはそれこそ尋常ならざるやかましさである。逆に言えば,こうしたオーディエンスが,JTにこのツアーを非常に印象深いものとしたという話もあって,なかなか興味深い。確かにローファイではあるが,ライブの雰囲気はよく伝わってくると思う。1,470円。
"Autobahn Tour" Kraftwerk(Nippon Crown)
これは全然知らなかったKraftwerkのライブ・アルバムであるが,1975年頃という時代が時代ということもあって,MCも収録されているという珍奇なアルバムである。笑ってしまうのは「エレクトリック・ドラムスの調子が悪くて...」云々というセリフまで入っているということだろう。近年のKraftwerkのパッケージ化されたステージからは全く想像もできないような作品である。これも決して音はよいとは言えないが,こういう時代を感じさせてくれるようなドキュメントはある意味で貴重である。1,995円。
ということで,値段そのものは無茶苦茶高いというわけではない。また,これらのアルバムもそこそこのお金を出せば,決して入手が困難ということでもない。しかしながら,こういうあまり知られていないアルバムを,中古盤屋で拾ってくるというのは結構楽しいものであって,だからショップめぐりはやめられないのである。
最近ではこれらのほかに存在すら知らなかったJess RodenのBBCライブやJess Roden & the Humansのスタジオ・アルバム(彼らのライブ・アルバムはカッコよかったが,スタジオ盤があるとは全く知らなかった。ライブ盤の記事はこちら)等が収穫として挙げられるが,本日はそれらはジャケのイメージのアップだけにして,紹介は改めての機会としたい。それにしても,これらのアルバムを聞いて,Jess Rodenはいいシンガーだとつくづく思ってしまったが,いかんせん市中の価格が高騰している。BBC盤なんてAmazonでは12,000円からなんていう無茶苦茶な値段が付いているが,さすがにそれはないよなぁ(苦笑)。
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コメント
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おはようございます
JTのブラジルでのライヴ盤おもしろそうですね?私は先月やっとMUD SLIDE SLIM のレコードを買いました(爆)
ところで明日の夜NHKハイビジョンでキャロルとジェームスのコンサート放送しますよ!
投稿: takeot | 2011年2月16日 (水) 08時33分
takeotさん,こんばんは。
「NHKハイビジョンでキャロルとジェームスのコンサート放送」ってほんまですか。録画,録画。絶対見たいです~(笑)。情報ありがとうございます。
投稿: 中年音楽狂 | 2011年2月16日 (水) 23時35分