Lew Soloffってうまいんだよね~。これも悪くはないとは思うが...
"Yesterdays" Lew Soloff(Paddle Wheel)
サッカーのアジア・カップも日本の優勝という最高の結果で終わったので,音楽ネタへの復帰である。私の中ではLew Soloffと言えば,Gil Evans Orchestraにおける番頭格の演奏が一番記憶に残っている人だが,世の中にはManhattan Jazz Quintetが懐かしいという人もいるだろう。しかし,私はあのバンドをほとんど評価できない人間なので,やはりGil Evansありきでこの人は見てしまう。アルバム"Priestess"のタイトル・トラックにおけるソロなんて凄いもんなぁ(同アルバムに関する記事はこちら)。
そんなLew Soloffではあるが,もともとはBlood Sweat & Tearsにいたというキャリアは別にしても,やはりスタジオ・ミュージシャン的な側面が強い中,Gil Evansとの活動が突出しているのは事実だと思う。しかし,日本のレーベルを中心として,彼のリーダー作は結構な数になっているはずである。初リーダー作はGilも参加した"Hanalei Bay"だったはずだが,それも日本制作であった。それに続くのが本作で,このメンツを見た時,おぉっ!となってしまった人は結構いるのではないだろうか。注目はElvin Jonesの参加と,Mike Sternがどういう演奏をするかという点にあったと思う。少なくとも私にはそうだった。
そうした観点では,冒頭のタイトル・トラックからして,かなり渋い演奏って感じで,まず意表を突かれるが,Mike Sternのギターなんて,誰がどこから聞いてもMike Sternで,非常に微笑ましいと感じてしまった私である。このアルバムを聞いていて,私には前半の演奏の方が,好ましいものに感じられて,後半までそのよさが継続していないように思えるのがちょっと惜しい。特にLew Soloffのオリジナルは,軽快な曲になればなるほど面白みがなくなってしまうのが残念である。
しかし,SoloffとSternのユニゾンとか,それをバックからプッシュするElvinとか,聞きどころはそれなりにあるからこそ,その惜しいという感覚が強くなってしまうのである。これは私がSternのギターのファンであることもあるかもしれないが,この人たちはややウェットなスリルを感じさせるような曲の方がメンツ的には合っていたかなぁと思う。ということで,悪くはないし,前半なんて結構好きな展開だが,全体を通じては星★★★☆ぐらいだろうか。だが,私が聞いたSoloffのリーダー作では変にフュージョンぽくないという点で,一番いいとは思う。同じくElvinが参加し,Kenny Kirklandがピアノを弾いた"But Beautiful"も保有していたはずだが,どこ行っちゃったかなぁ。あるいは持ってなかったかなぁ(笑)。逆に言えば,本作が結構すぐ見つかるところにあるってことは比較的愛着があることの裏返しなのである(爆)。
Recorded on September 15 & 16, 1986
Personnel: Lew Soloff(tp), Mike Stern(g), Charnette Moffett(b), Elvin Jones(ds)





























































































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