旅の途中で見た映画(その2)
「シュレック・フォーエバー("Shrek Forever After")」('10,米,Paramount)
監督:Mike Mitchell
声の出演:Mike Myers, Cameron Diaz, Eddie Murphy, Antonio Banderas, Walt Dohrn, Julie Andrews, John Cleese
旅の途中で見た映画の第2弾。現在,日本でも公開中のこの映画が飛行機で見られてしまうってのが機内エンタテインメントのいいところである。
私はこのシリーズをまともに見たことはないが,そんなことは関係なく,声の出演がMike MyersやEddie Murphyってだけで結構OKだろうと思うのは,私が"Saturday Night Live"好きだからかもしれない。よって,私はこの映画については,全く日本語版に興味をおぼえないのである。今回この映画(英語版)を見ても,主役ShrekはMike Myersであり,DonkyはEddie Murphyでなければならないはずであると強く思えてしまった。私にとっては,少なくともShrekは決して浜田雅功ではありえないのだとだけはっきり言っておきたい。浜田はMyersほど芸達者ではないのだから,そもそも無理があるし,絶対合ってない。イメージが違い過ぎるのだ。その一方で,日本語版は見ていないから何とも言えないとしても,ランプルスティルスキンの劇団ひとりはおそらくははまり役だろう。吹替えと言えども,声にだってキャスティングってものがあるはずなのである。
まぁ,それはさておきである。この映画を見ていて強く思ったのは,アニメーションの質感が非常にリアルだってことである。顔の表情などは人間そのものと言ってもよいし,そうした意味でのテクノロジーの変化は非常に強く感じさせるものだったと言える。ストーリーはさておき,私はこうした顔の表情の豊かさばかりに目をとらわれていたと言っても過言ではないのである。私には人間の表情の変化をそのままCGに置き換えたのではないかとさえ思われたと言っては大袈裟か。いずれにしても,私はそんなところに驚いた映画であった。
世の中では,ディズニー(i.e. Pixar)とDreamWorksがアニメーションの勢力争いをしているようにも思えるが,それでこうした技術の向上が図られるのであれば,映画,あるいはメディア全体にとってもいいことだと思う。ただ,最近は粗製乱造とも思えるほど,アニメーション映画が製作されているから,そんなことをするよりも,品質の向上を図ることがオーディエンスのためであり,最終的には映画界のためだというぐらいの意識を持って欲しいと思ってしまった。
この映画そのものはシリーズとしてもヒットしていたので,今回で落とし前をつけたってことだろうが,それにしてはちょっと中途半端かなぁって気がする。こういう映画であるからUnhappyなエンディングはないとしても,もうひとひねりあっても良かったのではないかと思えるのは私だけだろうか。技術に驚き,英語版キャスティングの妙に驚きつつも,シナリオが今イチだったのが,シリーズ最終作としては惜しいだろうと,外野の人間でも思ってしまったのだから,シリーズのファンはどうなんだろうか。まぁどうでもいいんだが。星★★★。映画としては「トイ・ストーリー3」の勝ちである。
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