これもアップするのに時間が掛かってしまったGilberto Gil
"Banda Dois" Gilberto Gil(Warner)
主題のようなセリフはしょっちゅう書いていて,またかと思われる方もいらっしゃることであろう。しかし,事実なのだから仕方がない。このアルバムも夏に買ったまま,iPodに入れたものの,全然聞かずに放置してきたものをようやくアップである。よくよく考えると,今年はブラジルものは2枚しかアップしておらず,そのうち1枚はBrad Mehldau狙いのVinicius Cantuaria,もう1枚はJoyceの旧作であるから,今年はまともにブラジル関係のアルバムを買っていないと言っても過言ではない。そんな中で,これはGilberto Gilが息子のBem Gilと基本的に二人で演奏したライブ盤である。
私はGilberto Gilに関しては,別に思い入れがあるわけでもなく,正直言ってしまうとほとんど聞いたことがないと言ってもよいぐらいなのである。ではなんでこのアルバムを買ったのかと言えば,ジャケの雰囲気がいいのと,何よりも値段が安かったということが大きい。しかし,ようやくこのアルバムをちゃんと聞いてみれば,何とも渋くも優れた作品だということに今更のように気が付く私であった。
何が良いと言えば,Gilの声に尽きるが,伴奏のギターの朴訥な感じも,雰囲気を感じさせるのに間違いなく貢献している。曲もなかなかの粒揃いだが、私にとって一番よかったのが、Maria Ritaが加わった"Amor Ate o Fim"である。Mariaの声がまた何とも素晴らしく,さすがElis Reginaの娘だけのことはあると思わせるが,Gilとの共演も何ともいけている。
まぁ全体に見れば,若干地味な作りということもできようが,でもこの歌声,やはり大きな訴求力を持つものだと思う。聴衆が一緒に歌うのは結構笑えるが,そういう歌手なのだということであろう。だからと言って,DVDで映像まで見たいとは思っていないが(爆)。星★★★★。
Recorded Live at Teatro Bradesco, Sao Paulo on September 28 & 29, 2009
Personnel: Gilberto Gil(vo, g), Bem Gil(g, perc), Maria Rita(vo), Jose Gil(b)
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