懐かしのCrosby & Nashのライブ盤
"Live" Crosby - Nash(MCA)
ずっと買いたいなぁなんて思っていたのだが,つい買いそびれていたアルバムを中古で見つけると,やっぱり買ってしまう私である。こんなことだから,CDの数は膨れ上がり,未聴盤の山の高さも増してくるという悪循環である。しかし,こればっかりは当面治る見込みのない病気のようなものだと開き直ろう(きっぱり)。
このアルバムも実は昔はLPで保有していたものであるが,当時はピンとこなくて売り払った記憶がある。でもなんだか無性に聞きたいなぁと思う時間が長く続くものの,なかなか店頭で見ることがなかったので,すっかり忘れていたところへ中古盤発見である。まぁ値段としても手頃だったのでいいのだが,あとでネットで調べてみたら,新品を更に安い値段で売っているではないか。ちょっとショックだったが,まぁいいや。見つけた時が欲しい時。これは後悔しないための鉄則。
それはさておきである。そもそも私をアメリカ音楽へ誘ったのは以前にも記事にしたことがあるCSN&Yの"4 Way Street"(記事はこちら)である。私の中では,彼らの関わる演奏と言えば,そのアルバムがひな形になってしまうのは仕方がないことである。たとえNeil Youngがいなくても,彼らと言えば,私にとってはCS&Nの三声によるコーラスが基本なのである。だから,このアルバムが以前の私にとってピンとこなかったのはコーラスが二声であることによるハーモニーの厚みのなさであったかのように思える。
そして,久しぶりに聞いてみても,やはりその違和感は同じかなぁって気がしてしまった。バンドは非常にいいメンツを揃えていて,演奏そのものは強力なのだが,何となく気に入らないのである。まぁそれでもLPに入っていなかった曲も2曲追加されているし,結構楽しめるものだったとしても,比較の対象が"4 Way Street"では相手が悪いって感じだろうか。音源としては5か所の演奏が収められているが,そのあたりの違和感はないので,安心して聞けるのは事実であるが,う~む,やはりちょっと微妙だなぁ。そうした中ではアコースティックで演じられるNash作の"Simple Man"なんかがしみるねぇ。私はこういう路線がやはり好きなのかもしれんな。未発表だった"Bittersweet"もいいしねぇ。星★★★☆。
それにしても,ライナーにNYCのセントラル・パークでのライブの模様の写真があるが,はぁ~,あんなところでやっていたのか~と妙な感心の仕方をしてしまった。後ろにThe Plazaが写っているから,本当にセントラル・パークのサウス・エンドに近いところでやっていたということである。これも何ともレトロなというか雰囲気を醸し出しているなぁと思った次第。
Recorded in August and September, 1976
Personnel: David Crosby(vo, g), Graham Nash(vo, g, p), Danny Kortchmar(g), David Lindley(g, vln), Craig Doerge(p, key), Tim Drummond(b), Russ Kunkel(ds)
« 今日は記事を書く余裕がないので,バックログのご報告。 | トップページ | 逢坂剛:イベリア・シリーズ第6作である »
「ロック」カテゴリの記事
- Robert Plantの”Saving Grace”:渋さの極致。昨年聞いていればベスト作確実だった...。(2026.03.12)
- よくできたコンピレーションなのに廃盤なのが謎なGeorge Harrisonの"Best of Dark Horse 1976-1989"。(2026.02.26)
- "Sittin’ in":相当前に買ったまま放置されていたアルバム。(2026.03.02)
- これって本当にSeamus Blake?って思わせるオルタナ・ロックの世界。(2026.02.05)
- Stephen Bishopのベスト盤を久しぶりにプレイバック。(2026.01.22)
「SSW/フォーク」カテゴリの記事
- 長年音楽を聞いてはいても,聞いたことのないアルバムなんていくらでもあるってことで,今日はPaul Simon。(2026.03.04)
- "Sittin’ in":相当前に買ったまま放置されていたアルバム。(2026.03.02)
- John Manningの"White Bear":そもそもこういうジャケに惹かれてしまう。(2026.01.27)
- 2025年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)(2025.12.28)
- ようやく現物が届いたMike ReidとJoe Henryのアルバム。どえりゃ~渋い!(2025.12.11)
« 今日は記事を書く余裕がないので,バックログのご報告。 | トップページ | 逢坂剛:イベリア・シリーズ第6作である »




































































コメント