コレクターはつらいよ(11):このアルバム,正式にリリースされたのか?
"Against the View" FINE(Elektra)
このアルバムはBrad MehldauのディスコグラファーであるJens Linge氏から教えてもらったアルバムである。私からはEli Degibriの"Israeli Song"をご紹介したのだが,その返信のメールでこのアルバムの存在を初めて知り,慌ててネットでサーチし,すかさずゲットしたものである。FINEはLA出身のロック・バンドであり,このアルバムも完全なロック・アルバムであるが,Brad Mehldauは同じく本作に参加しているScott Weiland(彼の"12 Bar Blues"というアルバムにMehldauは参加している)とのつながりで出馬したものであろう。しかし,このアルバム,実に謎だらけなのである。
ネット・サーフィンをしていると,このアルバムは1999年の2月23日にリリースされたとの情報があることはあるのだが,私の手許にデリバリーされたものには"Advance Promotional Copy"とある。即ちプロモーション盤なのだが,世の中に出回っているこのアルバムは,このプロモ盤しかないように見受けられるのである。レコード会社としては,プロモ盤を作ったものの,メディアやステーションの受けが悪く,実際の発売が見送られた可能性もある。それを裏付けるのがScott Weilandが所属するStone Temple PilotsのWebサイトである。そこにもこのアルバムは"Advance Promo"としか書いていないのである。
更に,このプロモ盤,プロモだけに曲毎のクレジットは記載されていないのだが,アルバムで聞こえるピアノを弾いている可能性があるプレイヤーはBrad Mehldauだけである。しかも,ちゃんと"Brad Mehldau appears courtesy of Warner Brothers."という記載があるから,彼がピアノを弾いているのは確実であろう。そう思って聞けば,そう聞こえないこともないが,所詮はロック・バンドの伴奏でコンピングしているようなものであるから,これはなかなかに微妙なアルバムである。
しかし,コンプリートを目指す私としては,無条件にでもこういうアルバムを購入しなければならないという辛~い立場にあるのである(それは私の勝手であって,普通の人から見れば単なるアホだが...)。それにしても,こんなアルバム,普通なら絶対気がつかないよねぇ。Linge氏はどうやって情報をゲットしたんだろうか。今度聞いてみようっと。ちなみに,このアルバムは値段は1ドル,郵送料が7ドルであった。まぁ大したことないからいいんだけど。これで高かったら,どうしていたことやら...。それでも絶対買っているだろうが(爆)。ほとんど意地だけでコンプリートを目指しているとしか言えないな(笑)。
Personnel: Ashley Hamilton (g, vo), Chris Lloyd (g, vo), Milo De Cruz (b), Michael Chavez (g, vo) with Scott Weiland, Brad Mehldau(p?), Martyn LeNoble, Steve Jones, John Knight
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