Tracey Thorn:またも癒されてしまった
"Love and its Opposite" Tracey Thorn (Merge)
Tracey Thornの前作ソロ・アルバムは25年振りだったが,今回は3年というインターバルでの新作の登場である。相変わらずBen WattはDJ業に精を出しているため,Everything But the Girlとしての新作がほとんど期待できない以上,このアルバムの情報を得た時,大いに期待してしまったことは当然である。それぐらい私はEBTGが好きなのだが,このアルバムが出るだけでもよしとせねばなるまい。それにしても意味深長なタイトルである。
一聴して,しっとり感に満ちた出だしである。また,Tracey Thornの声がやや太くなったかのようにも思わせるが,やはりそれでもTraceyの声である。これはやはりファンとしては嬉しい。中にはリズミックでポップな曲もあるにはあるのだが,どちらかというと地味な作りとも言える。しかし,全編を占めるこのウェットな感覚が本当にたまらないし,私にとっては相変わらずのヒーリング効果である。それでもって,今回の特徴は生楽器が主で,声も結構リアルに捉えられていることではないかと思う。彼女の声が太く感じられるのはそういう要素もあるかもしれないが,それでもまだまだ魅力的な声である。収録時間は40分弱ということで,私は通勤途上で2回聞いて,3回目の途中で会社に到着したが,なんだか気持よく通勤時間を過ごしてしまったように思う。と言いつつ,この音楽を聞きながらも,先日の中国出張時の大転倒以来,血行が悪くなると痛みだす膝にはかなりひ~ひ~言っていたのだが...(爆)。
それにしても,Tracey Thornはほぼ私と同年代と言ってよい人だが,それでもまだ清楚という表現が当てはまってしまうところがある意味ではこわいが,それでもよいものはよいのである。傑作とかそういうものではないかもしれないとしても,私にとって必要で,かつ潤いをもたらす音楽だと言っておこう。星★★★★。やっぱり好きなのである。
尚,参加ミュージシャンのクレジットはあるのだが,フォントが見づらくて転記不能である。これも偏に老眼の進行ゆえか。歳はとりたくないねぇ。
« まるでデジャブを見ているような鳩山政権 | トップページ | Michael Landau対Robben Ford:いい勝負をしている »
「ロック」カテゴリの記事
- 懐かしや,Dire Straitsのベスト盤。(2026.01.15)
「ポップス」カテゴリの記事
- 2年も前に出ていた原田知世のカヴァー・アルバムを今頃聞く。(2025.12.02)
- Dionne WarwickボックスからDisc 3を聞く。(2025.11.05)
- リリースから35年!今なお瑞々しさが変わらないPrefab Sproutの傑作。(2025.11.01)
- 先日購入のDionne WarwickボックスからDisc 2を聞く。(2025.10.17)
「新譜」カテゴリの記事
- 今年最初の新譜はEnrico Pieranunzi。あの"Live in Paris"と同じメンツで悪いはずなし。(2026.01.05)
- 2025年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)(2025.12.28)
- 年末に届いた豪華メンツによるライブ盤。(2025.12.21)
- Dino Saluzziの新作は哀愁度高く心に沁みるアルバムであった。(2025.12.17)
- "The Köln Concert: 50th Anniversary Special Edition"を入手。無駄遣いと言われればその通りだが。(2025.12.14)
コメント
« まるでデジャブを見ているような鳩山政権 | トップページ | Michael Landau対Robben Ford:いい勝負をしている »































































あれ!この情報はまさに寝耳に水。そういえばbirds&beeのところでちょっと書いてましたね。本当に出るとは。発注!
投稿: ki-ma | 2010年6月 1日 (火) 08時06分
ki-maさん,続けてこんばんは。確かどこかで新譜が出るという情報をゲットして,記事に書いたのだと思います。
お聞きになって,お気に召せば幸いです。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年6月 1日 (火) 21時39分