Clifford Jordan:どういう理由で買ったのか,記憶にない(爆)
"In the World" Clifford Jordan (Strata East)
最近,手持ちの音源をリッピングする作業をしていると,こんなCD持ってたっけ?なんていうアルバムに遭遇することがある。このアルバムもそうした一枚である。とにかく,どういう理由で買う気になったのか,全く覚えていないのである。どなたかのブログに影響を受けたというわけでもないし,中古で仕入れたのかも実は記憶にない。しかし,日頃の私の購入パターンからすれば,おそらく中古でリーズナブルな価格だったので買ったものと思われる。大体,CDを買ったときの心境や,買った店なんかは覚えていることが多いのだが,本作に関しては完全に記憶が欠落しているのである。これも歳の成せる業なのか。いずれにしても,私が積極的に購入するタイプの音楽ではないから,非常に不思議な感覚があったのである。
それはさておきである。こういう音楽は往時のジャズ喫茶を思い起こさせるサウンドというべきであろう。おそらく,ジャズ喫茶空間でこのアルバムがかかっていれば,耳をそばだててしまうことは確実であろう。それでもって,おそらく掛かるのはA面ばかりということになっていたのではなかろうか。
いずれにしても,不思議なメンツによるアルバムである。晩年のWynton Kellyが参加しているのも珍しければ,2ベースだったり,2ドラムスだったりの演奏もあるという編成も珍しい。更にはJordanとは資質が異なるようなDon Cherryが参加しているというのも意外である。しかし,そのCherryの起用がズバリ当たっているというべきではないかと思うのである。おそらく,本作の人気曲"Vienna"におけるCherryの鋭いフレージングが,この演奏の緊張感を高めたようにも思えるからである。
まぁ,こういう音楽って,我が家で聞いていると不思議な気分になってしまう(大体どういうタイミングで聞けばいいのかよくわからん)し,そもそもボリュームを上げられない状況では,本作の良さは実はわからないのではないかとも思えるが,1960年代の後半の空気感をうまく切り取ったような演奏と言えばいいだろう。暑苦しいと言ってしまえばその通りであるが,これはやはりジャズという音楽を強烈に発散していると言うべき演奏なのである。私がこのアルバムを聞いたのは久々のことだったはず(あるいはちゃんと聞いていなかったのかもしれない)だが,全編を通じて,暑苦しさを楽しんでしまった。人気のあるのはA面だったかもしれないが,後半の演奏も楽しめるとちゃんと言っておこう。星★★★★☆。
Recorded in Spring, 1969
Personnel: Clifford Jordan(ts), Don Cherry(cor), Kenny Dorham(tp), Julian Priester(tb), Wynton Kelly(p), Wilbur Ware(b), Richard Davis(b), Albert "Tootie" Heath(ds), Roy Haynes(ds), Ed Blackwell(ds)

































































































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