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2010年3月 6日 (土)

懐かしの局地的(?)ジャズ喫茶人気盤

Eastern_rebellion_2"Eastern Rebellion 2" Cedar Walton / Bob Berg / Sam Jones / Billy Higgins (Timeless)

私がジャズ喫茶に最も入り浸っていたのは予備校時代のことである。予備校の授業をさぼっては,コーヒー一杯で何時間も粘って,読書にいそしんでいたというのももう30年前ということになってしまった。月日の経つのはつくづく早いものである。

それはさておきである。このアルバムは当時,私がよく行っていたジャズ喫茶で本当によくかかっていた。これとMcCoy Tynerの"Fly with the Wind"が双璧って感じだろうか。Eastern Rebellionの1枚目もよくかかっていたが,頻度ではこの第2作の方が上であろう。それはおそらく近隣の大学のジャズ研の連中が,Bob Bergを聞きたくてリクエストしていたのかもしれないし,店のオーナーが本当にこのアルバムを好きだったかだろう。

いずれにしても,Bob Bergはこのアルバムを吹き込んだ頃はまだ20代で,期待の新人って感じだったのだろうが,それを支えるトリオは何とも渋いメンツである。この渋いトリオとBob Bergの組合せというのがこのアルバムのキモである。WaltonとHigginsが40代,Jonesが50代ということで,Bergとの年齢差もある中,バンドとの調和は非常に素晴らしい。まぁこのアルバムには,彼らの第3作から2曲がボーナスとして最後に追加されているのだが,そちらにはCurtis Fullerが参加していることもあって,はっきり言ってだいぶ感じが違う。よって,これは私としてはなくてもいいって感じなので,この2曲はiPodにも突っ込んでいない。それでもオリジナルLPに収録された4曲はどこから聞いても相当よい。はっきり言ってしまえば,このアルバムはワンホーンだからこそいいのである。

そんな中で,4曲目の"Sunday Suite"なんてLPならB面全部を占めていた約18分の曲で,まさしく組曲らしい展開を示していてなかなか面白いが,私としてはベスト・テイクは"Ojos de Rojo"である。どこかで聞いたことがあるなぁと思っていたら,Ray Brownの"Something for Lester"やらHigh Fiveの"Five for Fun"に収録されていたノリのいい佳曲である。こういうのを聞くと,ジャズ喫茶ではジャケットを確認したくなるというものである。

いずれにしてもCedar Waltonは地味な人であるが,ある意味,こういうアルバムが局地的に愛されているというのも,この人にとっては幸せなことである。ということで,懐かしさも含めて星★★★★☆。久しぶりにGeorge Colemanが参加した第1作も聞いてみることにしようかなぁ。

ちなみに先日,ある飲み会でCedar Waltonの話で盛り上がってしまったのだが,それがこのアルバムを取り上げた動機だったりして(苦笑)。

Recorded on January 26 & 27, 1977

Personnel: Cedar Walton(p), Bob Berg(ts), Sam Jones(b), Billy Higgins(ds)

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コメント

Toshiyaさん、こんにちは。

日本は、もう梅の香りがする頃ですね。実家に梅の木が2本あって、父が生きていた頃は、毎年、梅酒を一緒に作っていました。私は、たった今、雪掻きを終えたところです。

さて、こちらのジャケットを見て、最初、日の丸かと思ってしまいました。(笑)

ところで、今、歌声喫茶、ジャズ喫茶など、都内にまだあるのでしょうか。シャンソンなら、美輪明弘も良く通ったという銀パリ?!(はっきり思い出せませんが)は、もう無くなってしまったという話は聞いたことがありますが。。

両親が、結婚する前、都内に住んでいた時分、良く歌声喫茶に足を運んだという話をしていました。

ブログ内容の直接のコメントではなく、失礼致しました。

Laieさん,こんにちは。このアルバム,Eastern Rebellionっていうぐらいですから,東のRising Sunをイメージしているかもしれませんね。日の丸にかなり近いですからね。

ジャズ喫茶はビジネスとしては厳しいかもしれませんが,ちゃんと生き残っていますよ。ただ,お酒に力を入れざるをえないところは多々あるのではないかと思いますが。

私の馴染みの店(と行っても現在の自宅からは遠いのであまり行けませんが)も,若干形態を変えながらもまだまだ現役で頑張っています。

昨日、新橋某所でジョージコールマン入りの第一作を聴いてました。ついでですが、トムハレルの初リーダー作のInvitation(ボブバーグ入り)も。ちなみに兄と一緒でした。

「近隣のジャズ研」っていうのが他人事とは思えないですな。

こやぎさん,おはようございます。ほうほう,偶然とは言え,やはりこのシリーズ,かかるところではかかってますねぇ。

『「近隣のジャズ研」っていうのが他人事とは思えないですな。』というのは,なんかそういう雰囲気を30年前に感じていたんだろうなぁ,ということで。やっぱりそうだったか(笑)。

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