Luca Mannutzaの新譜を聞いて思うこと
"Tributo Ai Sestetti Anni 60" Luca Mannutza Sound Six(Albore Jazz)
最近はイタリア・ジャズを聞く機会も増えてきた私であるが,基本的にはハードバップを今日的にやらせれば,イタリア・ジャズのレベルは非常に高いと思う。このアルバムもまさにそういう感じなのだが,本作を何度か聞いて,どうしても私にはぬぐい去れない違和感が残っているのである。私のブログのお知り合いにはイタリア・ジャズをお好きな方も多数いらっしゃるので,ちょっと書くのに躊躇がないわけではないが,やはりこれは一度問題を提起しておいた方がいいのではないかと思えるので,敢えて書くことにする。
本作において私に残された違和感,それは「破綻のなさ」,「小奇麗さ」っていう感じだろうか。ジャズには色々なスタイルがあって,例えば往年のウエスト・コーストの編曲,アンサンブル重視のようなものもあるから,所謂ウエスト・コースト・ジャズに感じる感覚と同じなのではないかという話もある。しかし,ちょっとそれとは違うのである。それはこの作品が発売された時の惹句として使われていた「炎のモーダル~ハードバップ」という表現との乖離によるところも大きいのではないかと思う。
つまり,ミュージシャンの質は高いし,アドリブもそれなりにいけているので,一聴している分には全然問題はないのであるが,私の中でこの音楽を聞いていて「燃える」部分や「高揚感」が希薄なのである。だからこそ,「炎のモーダル~ハードバップ」と言われると「う~む」となってしまうのである。
こういう感覚というのは,以前このブログで取り上げたHigh Fiveのライブ盤への感想と似ている(記事はこちら)。私はそこにも書いたが「ラテン系のプレイヤーに黒人同様の情念的なプレイを求めることに無理があるのは承知しているが,それでもこの軽さはやはり ちょっと気になってしまう」というのがまさにこのアルバムにも当てはまってしまっている。同じメンバーでもライブなら違うかもしれないが,High Fiveはスタジオ盤の方が少なくとも燃えていたという感覚もあるから,一体どうなのよという気もしてしまう。
いずれにしても,私はジャズという音楽(特にハードバップ))には,幾ばくかの危なっかしさがあっていいと思っているし,多少演奏に破綻があろうとも,リスナーを唸らせるような,あるいは興奮させるようなエネルギーを感じたいクチである。もちろん,私とて,ECMレーベルの諸作を聞いている時にはそんなものは一切求めないが,読んで字のごとく「炎のモーダル~ハードバップ」と言われるならば,ハイ・エナジーの演奏の方が私はいいと思っている。
敢えてこんなことを書く必要はないという気もするが,やはりぬぐい去れない違和感はいかんともしがたいのである。High Fiveのときにも書いたとおり,これは期待値の裏返しということであるのだが,イタリアのミュージシャンには,こじんまりまとまるのではなく,もっとラテン系らしくはじけて欲しいし,ぶちかまして欲しい。西洋音楽の伝統をしょっているイタリアというお国柄も多少影響していることもあろうが,こういう調子で続けていると本当に飽きられてしまって,せっかくの質の高いミュージシャンたちが,一時的なブームで注目もされなくなってしまうのではないかと思えて心配である。そういう意識も込めて星★★★。
逆の意味では,ひいきの引き倒しのようになるが,同じいイタリアでもPaolo Fresuとか,Enrico Pieranunziって個性的なんだよなぁとつくづく思ってしまった私である。こんなことを書いてしまうと,皆さんから矢のようなコメントが入ってくるかもしれないが,それも仕方あるまい。そう言えば,同じような感覚をブログのお知り合いであるヨシカワさんもお書きになっていたように思うが,どうなんだろうなぁ...。いずれにしても,私もControversialだなぁと思う。性格だな(爆)。
Recorded on November 5 & 6, 2009
Personnel: Luca Mannutza (p), Andy Gravish (tp), Paolo Recchia (as), Max Ionata (ts),Renato Gattone (b), Andrea Nunzi (ds)
« 強面(?)ギタリストKirk Fletcherを初体験 | トップページ | 30万アクセス(PV)ありがとうございます。 »
「新譜」カテゴリの記事
- Walter Smith IIIのピアノレス・トリオ盤をストリーミングで聞いた。(2026.03.13)
- またもAlice Sara Ottが放つ超美的ピアノ音楽。(2026.03.11)
- クリポタの新譜への期待が高まる。(2026.03.08)
- Jeremy Peltの新作をストリーミングで聞く。タイトルに込めた意図ほどは激しくはないがいい出来だ。(2026.03.05)
- Kris Davisによる越境型音楽。もはや現代音楽と言った方がよいだろう。(2026.02.24)
「ジャズ(2010年の記事)」カテゴリの記事
- 2010年を回顧する(その4):音楽編(ジャズ)(2010.12.22)
- 2010年を回顧する(その3):音楽編(非ジャズとライブ)(2010.12.21)
- まさに夢見心地:"Scenes from a Dream"(2010.12.15)
- 中年音楽狂が一肌脱ぐシリーズ(第6回)(2010.12.16)
- Deodatoの新作は気持ち良過ぎるメロウ・グルーブ(2010.12.13)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Luca Mannutzaの新譜を聞いて思うこと:
» 春を歩いて行く Tributo Ai Sestetti Anni 60/Luca Mannutza [JAZZ最中]
HI FAVEでなかなか素敵なピアノを弾いていたLuca Mannutzaがピアノ・トリオアルバムを出して、それは自身を表現したものとしてとても好感が持てました。
彼がの日本レーベルalboreから新作を出すことは、これまでのalbore Recordの活動からも当然のように思います。
その意味で、ただイタリアのミュージシャンの紹介ではとどまらない、次の使命感のようなものをレーベルに期待し始ています。(まだ早いか)
という事で、とても期待が集まるだろうアルバムが、Luca Mannutzaがアレ... [続きを読む]
» Luca Mannutza / Tributo Ai Sestetti Negli Anni '60 (2010: Italy) [ご近所の日々]
Luca Mannutzaの「本命プロジェクト」と銘打って、albore jazzレーベルから新譜がリリースされました。「自らのルーツとなる60年代のサウンドに本気で挑んだ、炎のモーダル〜ハードバップ・セクステット1st作」という予告にワクワクしていたのですが…。「炎の」というにしては、ちょっと「まとまり」すぎているかなぁという印象でした。#160;--------------------------------------------------1. Ezz-Thetic >... [続きを読む]
» LUCA MANNUTZA SOUND SIX/TRIBUTO AI SESTETTI ANNI 60 [rhodia DIARY]
タイトルながっ
アルボーレジャズから3月10日リリースされました。
rhodiaには待望のLuca Mannutzaのリーダー作です。
Andy Gravish (tp)
Paolo Recchia (as)
Max Ionata (ts)
Luca Mannutza (p)
Renato Gattone (b)
Andrea Nunzi (ds)
メンバーは今イタリアぴっちぴちの皆さんプラスAndy Gravish。
しかもですね「Sound Supervisor」に、これまたイタリアでは... [続きを読む]
» Luca Mannutza Sound Six / Tributo Ai Sestetti Anni 60 [雨の日にはジャズを聴きながら]
Luca Mannutza Sound Six / Tributo Ai Sestetti Anni 60 ( amzon )
2010 Albore Jazz
Andy Gravish(tp)
Paolo Recchia (as)
Max Ionata (ts)
Luca Mannutza (p)
Renato Gattone (b)
Andrea... [続きを読む]
« 強面(?)ギタリストKirk Fletcherを初体験 | トップページ | 30万アクセス(PV)ありがとうございます。 »




































































中年音楽狂さん、こんにちわ。
まず、このエントリーの内容を拝読したとき、う〜ん、流石だなぁ、とニンマリしてしまいました。また、イタリアジャズ・ファンの自分としましても正直嬉しくも思いました。
このような内容を書かれる所がきっと中年音楽狂さんのブログの人気の秘密?!ではないか、と思ったりもします。
まぁでも、どのくらいの方々が読んでらっしゃるのかは分かりませんが(笑)
少なくとも自分はそうです。
議論はどんどんするべきと思います。その作品における感じ方も十人十色ですし、いろんな方の意見を聞ける、という事もきっとこれからジャズと接していく上で参考になるはずですし。
さて、本作品について自分が思ったことを素直に述べさせて頂きます。
その前に、自分はコンテンポラリーなものは結構聴いている方かな、とは思います。イタリアのジャズも大好きですし。
でも、ジャズ通な皆さんに比べ決定的に劣っている所は、モダン・ジャズ全盛期の作品について、まだまだ勉強不足、と感じています。暇を見つけては聴いていますが。
そんな小生の意見としてお読みください。
中年音楽狂さんはalboreの前作『Remembering Sherry』はお聴きになりましたか?
自分の中ではここ数年のイタリアン・ジャズの作品の中では熱くなれた、興奮したものでした。Max Ionata、Luca Mannutzaという大好きなミュージシャンが参加していることもありますが。それでもこの二人のアドリブ・ソロは今までのどの作品よりも抜きん出ているなぁと感じました。
で本作品ですが、“炎のモーダル〜ハードバップ”という帯文句は、そういえばそんな事書いてあったな、くらいのもので聴いていました。
ライヴとスタジオの違いはあれど、やはりアドリブ・ソロにおいての物足りなさは感じます。何か型に嵌まりすぎ、という感も受けます。
ただ自分の場合、帯文句は見ず、選曲(よく聴いた作品の中からの選曲)が好みだった事もあり、一定の楽しみは得られたのかな、と思います。ただそれ以上となると。。。やはり物足りなさが残る感は否めません。
“炎のモーダル〜ハードバップ”という点では?でしょうか。これを謳うのであれば前作ではなかったか、その方がシックリくるのではと思いました。
今回改めて考える機会を与えて下さり、有難うございました。
楽しんで参加させて頂きました。
堅いな〜でも根は真面目なのです(爆)
投稿: SINTETIC | 2010年3月31日 (水) 16時43分
いいんだって。いろんな意見があって。
みんなが同じに考えるのは、ヘンだし、、危険です。
破綻しなくて、上手くて、聴きやすくて、、
それがいい、って、意見だってあるわけです。
って、時間がなくなってしまった。
閣下、、また!
投稿: すずっく | 2010年3月31日 (水) 18時36分
「燃える」部分や「高揚感」、でいえば『Remembering Sherry』の方がよっぽど感じられます。私はあんまり「炎の~」の部分を気にせず聴いてしまった側なのでなんともいえませんが、ライブ盤と比べらゴリゴリの唸るようなロングソロは少ないかもです。でもsinteticさんと同じで選曲良し!と思いましたし。
メンバーも大好きな方々で、新録が聴けてるってことで満足しちゃってもいます。
sound sixの早く生演奏がみたい限りですが。
投稿: rhodia | 2010年3月31日 (水) 20時41分
中年音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
私も記事に書いているのでTBさせていただきました。
音楽狂さんと同じように感じている部分が大いにありますが、私はイオナーターとルッカの演奏はとても現代的、上手く今に焼きなおしたモーダルな演奏と思いました。ただベースとドラムスが昔の形態を模倣したみたいで、そこが感覚的に枠にはまった感を感じました。
先日のナルのイオナータの2ndステージなどは、バップフレージングと現代が炸裂して素晴らしいものだったとご報告いたします。
アルボーレ・レコードの豊田さんにもblogで勝手なことを書いて失礼してますと、ご了解を頂いておきました。
どしどしご意見をご同輩。
投稿: monaka | 2010年3月31日 (水) 21時45分
SINTETICさん,こんばんは。予想通りの皆さんからの反応...。
"Remembering Shelly"は購入済みですが,まだちゃんと聞けていません。確かにあっちの方が熱い感じがしたかなぁと思います。まぁそこはGattoですからねぇ。
このブログは,勝手なことを書いていますけれども,自分の思ったことは書きますし,皆さんからのご意見にも真摯に耳を傾けつつ,自分の審美眼を磨いていきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年3月31日 (水) 22時21分
すずっくさん,こんばんは。
ありがたいバックアップのお言葉!人にはそれぞれ価値観があるのは当然ですから,まぁ皆さんのご意見も拝聴しながら,軌道修正が必要ならば修正していきたいと思います。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年3月31日 (水) 22時22分
rhodiaさん,こんばんは。
そうなんですよねぇ。このアルバムに決定的に欠けているのはそのゴリゴリ感って気がします。
SINTETICさんのコメントにも書きましたが,"Remembering Shelly"で再検証したいと思います。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年3月31日 (水) 22時24分
monakaさん,こんばんは。
ライブ・レポートを拝見していて,いいライブだったんだろうなぁと思っていました。Max Ionataはそういうプレイもできることは,これまでのアルバムでもわかっていたわけですけれども,monakaさんのおっしゃるとおり,全体的な「枠にはまった感」が私には違和感として残ってしまったのだろうと思います。
何となくもったいないと思えるというのが正直なところです。こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年3月31日 (水) 22時26分
わたくしごときが、、書き込むのは、、と、思いつつ。。
イタリアンハードバップは、ハードバップだけど、イタリアンハードバップとして存在してて、他の何者でもない、ってのが、わたしがこの10年くらいで得た結果です。
独自の世界です。
音楽って、その人、国の持ってる風土が絶対でてきますよね。
で、、この世界、何処の国だって好きな人はいると思いますが、日本には受け入れられやすい土壌があるきがします。
いつか、何処かで、バリバリ吹き倒してるマックスのライブを聴いてみたい、って、思ってます。
投稿: すずっく | 2010年3月31日 (水) 23時58分
すずっくさん,こんばんは。
なるほどねぇ。そういう見方もありますよねぇ。でもイタリアン・ハードバップにも燃えさせてくれるものもあったので,そちらの方がどちらかと言えばひな形として頭に擦り込まれているのかもしれません。
でも,この手の音源なら,私としてはもっと吹き倒し,弾き倒し,叩き倒して欲しかったかななんて思ってます。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年4月 1日 (木) 00時02分
>でもイタリアン・ハードバップにも燃えさせてくれるものもあったので
それは、、そうなんです。
でも、わたしの言いたいこととは、、ちと違う。
って、感覚的な問題かもしれないんで、これでやめておきまーす。
おやみなさい!
投稿: すずっく | 2010年4月 1日 (木) 00時17分
中年音楽狂さん、こんにちわ。
しかし凄い反応ですね。また、今更ですがジャズは奥深いですね。
中年音楽狂さんがイタリアのハード・バップで燃えさせてくれるものもあった、とおっしゃってましたが、それはどの作品ですか?
High Fiveのスタジオ盤(BLUE NOTE)ですか?
自分なんかは、なかなか頭で考えていることを活字で正確に伝えるというのが苦手ですし、うまく伝わるかどうか分かりませんが。ニュアンスの違いもあるでしょうし。
もう一度よく考えてみました。
alboreの2作品とHigh Fiveのスタジオ盤・ライヴ盤を聴きながら。そして、そこで演奏されてる楽曲の原型、と言いますかジャズ・ジャイアンツの演奏、例えば中年音楽狂さんがおっしゃるように「Passion Dance」と言えばMcCoy Tyner『The Real McCoy』での重量級の演奏、というように。
皆さんと意見がダブリますが、
その人その人の価値観や期待感が違うので、それに寄る所が大きい。
中年音楽狂さんはこの作品に期待するものが自分なんかより大きい。モダンジャズを相当聴いてこられて、過去をよく知っている。
《自らのルーツとなる60年代のサウンドに本気で挑んだ、炎のモーダル・ハードバップ》という謳い文句が、制作者側(ミュージシャンも含めて)はどのような意図をもって作られたのか、をもっと詳しく知りたい。
本作品とは離れますが、High Fiveのライヴ盤はもしかすると、、、こんなこと書くとミュージシャンの方々に失礼かもしれませんが、
BLUE NOTEなどへ行くと、あれっホントにジャズを聴きに来てるの?という方もいて、ファッションとしてのジャズ、みたいなのもあるみたいですから。そういうのがミュージシャンに伝わってしまって、、、演奏もそれなりに、足元を見られている、と言いますか。でも、Suzuckさんもおっしゃってましたが、イタリアン・ハードバップは独自のスタイルがあるんだろうな、と感じます。《歌の国》というお国柄ですし、熱い中にも洗練されていて、洒落っ気があって、それがいいというのはあります。
だから、このSOUND SIXはこれがイタリアのハード・バップなんだ、と自分は思ってますので、そんなに違和感は無いのです。
リスナー側も目の前のものだけでなく、もっともっといろんな作品に耳を傾けて、過去の作品にも耳を傾けて、制作者側にもっとこういうものが聴きたい、という事も伝えていかなければ、とも思った次第であります。
投稿: SINTETIC | 2010年4月 1日 (木) 12時55分
わわわ。にぎわってますね。中年音楽狂さん、こんにちは。
このアルバムでLucaたちがやりたかったのは、ガスバーナーのように「青白く燃える炎」のモーダル〜ハードバップだったようですね。モダンで、アグレッシブで、パッショネイト。ふむ、そういうことか。と思って耳を傾ければ、聴きどころのたくさんあるアルバムだと思うのです。Lucaたちのやっている別プロジェクト「Sound Advice」のサウンドづくりを考えれば、むしろまったく「ブレ」ずに、「好きなこと」をやっているなぁと思ったりもします。
でも、僕が期待していたのは、やみくもに燃えさかる「紅蓮の炎」だったので。中年音楽狂さんが書いておられるように、吹き倒し、弾き倒し、叩き倒してほしかったなぁと思ってしまったわけです。この「ないものねだり」も、またいずれ、albore jazzさんが別のアルバムで、バーンッとかなえてくれると期待しています。
投稿: ヨシカワ | 2010年4月 1日 (木) 18時09分
TBとコメントありがとうございました。
確かにテンション違うけどTBさせていただきます!w
一石投じて大盛り上がりましたね。
私、ヨシカワさんにいただいたコメントの
Remembering Shelly ★★★★★(ごちそうさま!)
INspiration ★★★★(緊張感がいい!)
TRIBUTO AI SESTETTI ANNI 60 ★★★(もっと吹かせろ!)
にグッときてます(笑)。
投稿: rhodia | 2010年4月 2日 (金) 12時50分
中年音楽狂さん、こんにちわ。
しつこく今回が3度目、目立ちたがり屋、出たがり屋のSINTETICです(爆)
徹底的にやりますよ〜(笑)
自分にとりましてはヨシカワさまのコメント、あぁ、なるほどな、と非常に分かりやすい表現、と思いました。
「青白く燃える炎」正にそんな感じですね、上手いな〜。
だからジャケも今回は青と白を基調とし、前作『Remembering Sherry』は赤と橙を基調としたんでしょうか。メッセージも込めて。 これは是非、alboreの豊田様にお聞きしたいところです。
>多少演奏に破綻あろうとも、リスナーを唸らせるような、あるいは興奮させるようなエネルギーを感じたいクチである。
おっしゃるのはよく分かります。でもこれがイタリアのハードバップの一つなのです。
>こういう調子で続けていると本当に飽きられてしまって、せっかくの質の高いミュージシャンたちが、一時的なブームで注目もされなくなってしまうのではないかと思えて心配である。
心配ございません!
熱さ加減の大小はイタリアン・ジャズにはいろいろございます。
たまたま今回は、Luca Mannutzaが以前からずっと温めて来た60年代のサウンドをやってみた結果が、やりたかったサウンドが今回の作品、ということで。
ファンである自分としましては、「はい、よく分かりました。そうだったんですね。披露して下さいまして有難うございます。」という感じです。だからそれを応援し、支えていこうと思っておりますです、はい。
一時的なブームで終わってしまう、という点では、、、こういうイタリア独自のハードバップが好きで聴いておりますので、心配ございません。
少なくともこの場にご登場なさった皆さんは、そうだと思うのですが、、、
そうですよね、皆さん!?
違ったらどうしよう、、、(笑)
投稿: SINTETIC | 2010年4月 2日 (金) 14時53分
すずっくさん,こんばんは。返事が遅くなりました。中国から帰国した翌日から沖縄出張でした。無茶苦茶ですね。
「わたしの言いたいこととは、、ちと違う。」ってのは気になりますけど,まぁいいですわ。個別に教えて下さい。こういう記事を書くと,いろいろなコメントを頂いて,ありがたいですが...。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年4月 2日 (金) 20時45分
SINTETICさん,まとめて返信させて頂きます。イタリアン・ハードバップを好まれる方からすれば,この作品でもOKなのかもしれませんし,今後も全然心配ないのかもしれません。
しかし,Max Ionataのインストア・ライブの集客力は私が想像していたのと全然違った(聴衆が少なくて逆にびっくりした)ことからすれば,こうした音楽,あるいはイタリアのミュージシャンが日本のオーディエンスに受け入れられるのはこれからのことではないのかと思います。
その一方で,ファッショナブル,あるいはファディッシュなものとしてこういう音楽を聞いている人もいることはSINTETICさんがお書きになっている通りでしょう。私は彼らの実力は評価しているがゆえに,もう少しちゃんとつきあって行きたいと思います。だからこそ辛口になると思って下さい。
ちなみに,私がこの手の音楽で,おぉ,これはいいなぁと思ったのはDaniele Scannapicoの"Lifetime"が最初でしょうかね。High Fiveのスタジオ盤もいいですが,私の好みはむしろScannapiecoの同盤と"Tenor Legacy"の方ですね。
私は遅れてきた欧州ジャズのリスナーですから,皆さんと感覚が違っても仕方がありません。ただ,一本調子なものは必ず飽きられます。同じ土俵で語るのは変かもしれませんが,Richie Coleもそう,OTBだってそうでした。彼らの音楽は日本のリスナーが更に育てていくということも必要なのかもしれませんね。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年4月 2日 (金) 21時01分
ヨシカワさん,こんばんは。私も「紅蓮の炎」を求めている人間だけに,ヨシカワさんのコメントには首肯するところ大です。
良質のアルバムをAlboreさんは出していますから,きっと近い将来私たちの期待に応えてくれる熱いアルバムをお出しになると確信しています。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年4月 2日 (金) 21時03分
rhodiaさん,こんばんは。
私もヨシカワさんの
Remembering Shelly ★★★★★(ごちそうさま!)
Inspiration ★★★★(緊張感がいい!)
TRIBUTO AI SESTETTI ANNI 60 ★★★(もっと吹かせろ!)
にはグッときてしまいました。多分同じ感覚なんだと思いますね。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年4月 2日 (金) 21時05分
中年音楽狂さん、こんばんわ。
お忙しいところ、ご丁寧な返信ありがとうございました。
>おぉ、これはいいなぁと思ったのはDaniele Scannapiecoの"Lifetime"が最初ですかね。High Fiveのスタジオ盤もいいですが、私の好みはむしろScannapiecoの同盤と"Tenor Legacy"の方ですね。
この辺りから趣向の違いもあるのかな、と思ったりもしました。
自分はHigh Fiveのスタジオ盤は相当聴きましたし、今でもたまに聴く事があります。でもDaniele Scannapiecoの"Lifetime""Tenor Legacy"は聴き込みはしましたが、いまひとつ心に突き刺さってくるものが無く、その後は棚の奥で眠ってます。
自分はイタリアの作品を購入するときの条件として、メンバーもありますが、楽曲においてメロディやソロにイタリア独特の哀愁さや歌心が感じられるか、ということが一番であったりします。
例えば、"Five For Fun"では、シダーウォルトンの「Ojos De Rojo」でのDaniele Scannapieco、Fabrizio Bossoと続くソロや「Happy Stroll」でのメロディ、各人のソロに無性に惹かれます。
中年音楽狂さんがおっしゃる、一本調子は必ず飽きられる、ということ、これは正にその通りだと思います。
今後はイタリアジャズ・ファンとしまして、もっともっと沢山の作品を聴いて、中年音楽狂さんのように危機感をも併せ持てる耳を養っていきたい、と思っております。
またこのような場を作って頂けますよう楽しみにお待ちしております。
投稿: SINTETIC | 2010年4月 5日 (月) 00時37分
SINTETICさん,こんばんは。趣味や好みの違いはあって然るべきものですから,それはそれでいいでしょう。それが当たり前なんです。
私はイタリア・ジャズについては,新参者と言われればその通りですが,闇雲に認めるほどイタリア・ジャズ命ではありません(ある意味冷静)。彼らの演奏には好きなものもあれば,ダメなものもあるということで,これからも問題発言にならない程度に,疑問は提示していきたいと思います。特に皆さんがいい,いいというものついては天邪鬼なので,斜に構えてしまうかもしれません。
しかし,認められるものはちゃんとその価値を認め,尊重すべきところは尊重するというスタンスで臨みたいと思います。引き続きよろしくお願いします。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年4月 6日 (火) 00時07分