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2010年2月27日 (土)

付けも付けたり「弦の祭典」

Rites_of_strings"The Rite of Strings" Stanley Clarke / Al Di Meola / Jean-Luc Ponty(Gai Saber)

このアルバムを聞くのも久しぶりである。

このアルバムのタイトルを見て思わずニヤッとしてしまう人はクラシックもある程度聞いている人ではなかろうか。このアルバムのタイトルは,ストラヴィンスキー作「春の祭典」の英語題"The Rite of Spring"に掛けたシャレである。本アルバムは弦楽器奏者3人だけによるアルバムだから,「弦の祭典」とはなるほどと思わせるタイトルである。しかもこの御三方,全てアコースティック(Di Meolaは一部MIDIは使っているが)で通している。

Pontyはさておき,ClarkeとDi Meolaはバカテクで名を成す人たちである。ということはこのアルバムも激しいテクニックの応酬になりそうな気がしないでもないのだが,これが意外と大人な対応をしていて,実は私はこのアルバムが結構好きである。

もちろん,それとはなしにえげつないフレーズやテクニックも挿入されているのだが,それがあまり嫌味にならない程度に抑えられているのがまずは好感度が高い。また,曲も三者による持ち寄りで,対等なポジションでの演奏ぶりもよい。彼らならば,「俺が,俺が」になっても不思議ではないのだが,あまり我も発揮していないようなのも好ましい。更にエキゾチックな感覚の曲がなかなか粒揃いなのもよいということで,私としては評価が高いのである。この人たちはツアーもやったようだから,その際にはもっと激しくやったに違いないのだが,記録として残る音源におけるこうした彼らの対応は率直に認めたいと思う。まぁその分,高揚感とかスリルには乏しいという気がしないでもないが,「大人の音楽」として考えれば妥当な線だと思う。

残念なのはStanley Clarkeの増幅したベース音。アルバムとしては評価できても,これにはやはり違和感がぬぐえない私である。それが減点材料となり星★★★★。

尚,このバンド,2007年に限定的にライブを実施したという情報もあり,今でも継続しているのかぁと思わず思ってしまった私である。でもこういう演奏なら歓迎だが。一度生で見てみたいなぁ。私としてはRTFの再編よりもこっちの方が好きなぐらいだ(と言ったら,怒られるかもなぁ...)。

Recorded in April 1995

Personnel: Stanley Clarke(b), Al Di Meola(g), Jean-Luc Ponty(vln)

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コメント

おはようございます。EVAです。クラーク大好きな私としては良いなーと思い、アマゾンを見てみたら、とんでもない価格でした。
あっさり撃沈しました。(爆)時期としても一番買っていない時期なので後悔しています。

EVAさん,おはようございます。

Amazon見ました。確かに高いですねぇ。私は本作は中古で拾ったはずですが,そのときは安かったんですけどねぇ。今の値段を見るとお買い得感満点の値段だったと思います。もともとがよく知らないいレコード会社から出ていましたから,その会社がつぶれれば,廃盤化するでしょうけど。

ちなみに確認しましたら,2/27午前9時現在,eBayで新品がGBP5.99(USD9.14)で買えますよ。検索してみて下さい。送料込みでもおそらく1,500~1,800円ぐらいですね。

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