出張中に見た映画(10/02編):その6(最終回)
"This Is It"('09,米,Columbia)
監督:Kenny Ortega
出演:Michael Jackson
今回の出張は2泊4日の弾丸出張だったので,かなり肉体的にはきつかった。しかも帰国する当日は深夜の国際電話で叩き起こされ,寝不足のまま,飛行機に乗った私である。よって,帰路は2本が限界ということで,最後に見たのがこの映画である。この映画も実は途中で寝てしまい,記憶のあるシーンから見直したという噴飯ものの見方をしてしまった。まぁそれはさておきである。
この映画はMichael Jacksonの急死を受けて,コンサートのリハーサル映像として撮っておいたものを再編集したものというのはよく知られている話だが,この映画を見ていて,Michael Jacksonのコリオグラファーとしての才能がつくづくよくわかったと言える。もちろん,ミュージシャンとしては並々ならぬ才能であることは誰もが認めるところだろうが,振付について,本当にスタイルを確立していると思えてしまったのである。思えば,昔「ザッツ・ダンシング」という映画があって,自らも天才的ダンサーであったGene KellyがMichael Jacksonの才能を絶賛していたはずである。私はこの映画を見ていて,「ザッツ・ダンシング」でGene Kellyが言っていたことが改めてよくわかったと言えるだろう。
リハーサル映像とは言え,音楽的にも見ていて楽しめる部分は多々あるし,中でも最近ちまたで話題沸騰(?)のOrianthi Panagarisの"Beat It"におけるEdward Van Halenの完全コピーぶりにはお~っと唸った人も多いのではないか。カッティングのキレなども大したものである。そしてこのバックバンドの質の高さが,Michael Jacksonという人の音楽のクォリティそのものを物語っているのではないかと思えるのである。
私としては"Thriller"が彼の音楽を聞いた最後となったが,やはり大したミュージシャンであり,ダンサーであったと再認識させられた。Michael Jacksonへの追悼も込めて星★★★★。しかし,この映画,映画館で大画面,大音量で楽しむべきものであり,飛行機ではその魅力は伝わりきるまい。
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