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2009年12月30日 (水)

2009年を回顧する(その3):音楽編(非ジャズとライブ)

本年の回顧の3回目はジャズ以外の音楽とライブである。今年は,私には珍しくライブに行く機会が比較的多かった年だったが,やはりたまにでも足を運ぶと,ライブにはライブのよさがあって,また行きたくなってしまう。また,海外出張の機会を使って,ジャズ・クラブに行けたのも久しぶりのことであった。

Sgそうした中で,今年のベスト・ライブは何だったかというと,感動度ではSimon & Garfunkelの武道館公演だったということになるんだろうなぁと思う。誇張抜きでライブで感動に涙したのは久しぶりのことであった。演奏ということでは年頭のPat Metheny Groupによる懐かしの曲の演奏が楽しかった。私の中ではこの2本が双璧である。そうした中でClapton & Beckを見逃したのは痛恨事であったが,まぁそれも仕方あるまい。海外で見た中では,NYCでのPat Martinoのバックで叩くJeff 'Tain' Wattsのドラミングが記憶に残る。

音源の方はどうだったかなぁというと,買っていても,ブログにアップできていないものも結構あるのは事実である。だが,基本的には2009年のおすすめ盤としてブログの右側に掲載したものがその中心であるが,加えて私の記憶に残ったものということで書かせてもらうと次のようなものになろう。

Bob_dylan<ロック>Bob Dylanの"Together through Life"が感覚的には最高で,Joe Henryの"Blood from Stars"がそれに続く。近年のDylanの好調ぶりは顕著であるが,プロデューサー業を含めて言うと,今年はJoe Henryの年だったといってもいいだろう。下に出てくるRamblin' Jack Elliottや,惜しくもベストの選からはものの,これも掛け値なしの傑作だったAllen Toussaintの"Bright Mississippi"も含めた総合的な観点で,今年のMVPは間違いなくJoe Henryである。ここ暫くは彼の時代が続くと考えて問題あるまい。

Smokey_robinson <ソウル/R&B>年末近くになって出たSmokey Robinsonの"Time Flies When You're Having Fun"が最高であった。このメロウさこそ,私がソウルに求める重要な要素である。次点はAllen ToussaintとLeela James。前者はジャズ的なアプローチながら,演奏に真のソウルを感じさせるということ,後者は選曲の妙を評価したい。とは言いつつ,きっちりソウルをフォローしていたわけではないので,まだまだいいアルバムはころがっているはずである。

Ramblin_jack_elliot <フォーク/SSW>今年聞いた中での最高作にしていいということであれば,Donnie Frittsの"One Foot in the Groove"を挙げたいが,今年発売されたものということであれば,間違いなくRamblin' Jack Elliottの"A Stranger Here"である。この2作は本当に素晴らしいアルバムだったと思う。ちょいと毛色が違うところではBrian Bladeの歌ものアルバムもこのカテゴリーでは高く評価したい逸品であった

Photo <歌謡曲/J-Pop>音楽として評価するというよりも,私が今年カラオケで一番歌った曲はフィルハーモユニークの「みちしるべ」だ。このブログに記事をアップしたときにも,いろいろとケチはつけているものの,この歌はなかなかに魅力的なものであった。相変わらず,彼らが売れたという話は聞かないが,無視するには惜しい曲である。

Amchitka <リイシュー/発掘盤>何はなくともJoni Mitchell / James Taylor / Phil Ochsによる"Amchitka: the 1970 Concert That Launched Greenpeace"である。Joniの若々しい歌声を聞けただけでも私は本当にうれしかった。そのほかにもKraftwerkのリマスター盤(ドイツ語版)は新たな発見があったし,Neil Youngが弾き語りで"Harvest Moon"の曲を歌った"Dreamin Man Live '92"が渋くも心洗われるような歌唱ぶりであった。本来なら,ここにNeil Youngのアーカイブ・ボックスが入ってきて然るべきかもしれないが,さすがにあそこまでは手が出なかった私なので,評価できない。そもそも既発音源をボックスに入れるというのが許せなかった私である。そして忘れちゃならんのがThe Beatlesリマスター盤。NHKすら巻き込んでの大騒ぎだったなぁ。

ということで,いろんな音楽を聞いたような気もする反面,大して聞いていないよなぁと思えてきたのも事実であるが,それでも結構,各ジャンルで充実していた1年だったのではないかと思えるセレクションである。

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コメント

今年もお世話になりました。

私もSimon & Garfunkelのライブは感動しました。
そして、ギターレジェンドベックの元気なギターにも感動。

でも、The Derek Trucks Band: Already FreeのTrucksを生で聴けたのが一番の幸せかもしれません。
かっこよかった。。。

2009のベスト、、ジャズのアルバムがまだなのでトラバできません。
来年もよろしく!

すずっくさん,こんばんは。こちらこそお世話になりました。

Derek Trucksは見たかったですけども,Doobiesと一緒というのが...。でもTrucks入りのトリプル・リードってのは見てみたかったように思います。

ジャズ・アルバムは明日アップされますので,もう少しお待ち下さいね。

来年も引き続きよろしくお願いします。

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