確かに私はRhodes好きだが...
"Jazz Supreme: Fender Rhodes Prayer" Various Artists (P-Vine)
私はFender Rhodesの響きがかなり好きな方である。Rhodesの生み出す何とも言えないグルーブやメロウなサウンドには無条件に反応してしまうと言っても過言ではない。そんな私だから,中古盤屋でこのアルバムを見つけて,ちょっと気になってしまってもこれは仕方ないことである(と言い訳をする)。
その一方で,私はクラブ・ジャズなるものについて,全く魅力を理解していないし,このアルバムをコンパイルした橋本徹という人についても何ら思い入れはないので,その辺が不安材料だったわけだが,まぁいいかということでの購入と相成った。
ここに収められているのはソウル,ジャズの分野からの様々な音源であるが,Rhodesの響きはそれなりに魅力的だし,グルーブは心地よい。しかし,心地よさだけで満足できるかと言えば,当然そうはならないのである。そもそも収められている曲のグレードにバラツキがあり過ぎである。Rhodesを使っているだけではないかと文句の一つも言いたくなるような演奏もあるし,明らかに場違いな演奏もある。特にがっくりくるのが,最後の"Feel Like Makin' Love"である。こんなしょうもない演奏を収録するぐらいなら,Roberta FlackのオリジナルやLee Ritenour & His Gentle Thoughtsのヴァージョンこそ採用すべきである。それらのヴァージョンだってRhodesは使っていたはずであるが,なぜ,この演奏なのか。どうもこのコンピ,こんな曲知ってる?って感覚が強くてそもそも厭味ったらしい。
まぁ,こういうのはFMやカフェでBGMとして流れていればそれはそれでよかろうし,ある程度の心地よさを提供できるタイプの音楽であることは否定しない。しかし,これに定価¥2,415を払う気にはなれんというのが正直なところである。
そんなことを思うぐらいなら,自分で好きなRhodesの音源を集めて,コンパイルした方がずっと楽しそうである。ということで,大した評価に値しないものをつかんでしまったということで,反省,反省。人任せより,自分の耳を信じる方がいいわということを痛感した私である。今後はこういうのを買うのはやめにしようと思った次第。ということで,星をつける気にもなれず。





























































































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