Weekend in London:中年音楽狂の週末
"Weekend in LA"と言えばGeorge Bensonだが、私、中年音楽狂は今回、Weekend in Londonである。サラリーマン生活を送っている限り、週末をまたいで海外出張することはほとんどないのだが、今回は久々に週末を外地で送ることができた。
私は今から20年ほど前、ロンドンに仕事で都合2か月ぐらい滞在したことがあるのだが、ゆっくり街を歩く時間を得られたのはその時以来かもしれない。ということで、今回は前回来た時にはなかったTate Modernにモダン・アートを見に行くことにした。旧Tate Gerllaryは今でもTate Britainとして健在だが、そちらはそちらで見事なTurnerのコレクションがあるから、今回もちょっと見てみたい気はしたが、せっかくだから行ったことがないTate Modernに行ったのである。Tate Modernはもともと発電所だった場所を美術館に変えるというまぁ何とも凄いコンセプトで作られているのだが、それはそれは充実したコレクションで、見て回るだけで疲れてしまった私である。今回はポップ・アートの特別展覧会もやっていたが、あれで12ポンドはちょっと高いんじゃない?と思ったのは事実である。まぁそれなりには楽しめたが、私にはどうして村上隆があんなに世界的に評価されるのかは全く謎である。私のセンスが鈍いということなのかもしれないが、本当にあれが芸術なのかねぇ。Andy Warholと同列に並べられても、私には納得できないなぁ。
その後、いろいろ買い物をしようと、ロンドンの目抜き通りであるRegent Street界隈に出没したが、結局は旅の終わりはパブですかという感じで、ビールをかっ食らった私である。ロンドンのパブは日本の喫茶店だよなぁと思うのは私だけだろうか。結局、飲むものが違うだけで、場所の提供という観点では、私はロンドンのパブは喫茶店と同じだと思っている。まぁ雰囲気は全然違うし、ロンドンにもたくさんスタバやらその他もろもろのコーヒー・ショップはあるが...。
それでもって、夕食はなぜかコロッケ定食である。日本を離れて一週間もすると、日本食が恋しくなるが、なんでコロッケ定食なのか。まぁそれは同行している出張者の紹介だったわけだが、値段はリーズナブルな割に、コロッケが3個もついてくるのはイギリス仕様かっ!とも言いたくなってしまった。それでもコロッケそのものの味は悪くなかったので文句はないが、ご飯は明らかに炊いてから2日は経っているだろうというしろもので、これを炊きたてのご飯を出せば、この店はロンドンでブレイクできるのにと思ってしまった私である。
しかし、私の週末はこれで終わらないのである。食事をした後、地下鉄とタクシーを乗り継いで到着したのはロンドン北部にあるVortexというジャズ・クラブである。目当てはJohn Etheridgeである。彼がサックス入りのピアノレス・クァルテットで出演ということで、Ronnie Scott'sのNigel Kennedyと606のBobby Wellinsを袖にして、こちらに駆け付けた私である。John Etheridgeと言えば元ソフト・マシーンである。また、Andy Summersともアコギのデュオを出しているし、最近はクラシック・ギターのJohn Williamsともコラボをしているらしい。しかし、今回のバンドは冒頭がいきなりOrnetteの"Turnaround"だし、レパートリーはNat Adderleyだ、Wayne Shorterだ、ジョンスコだ、更にはMethenyの"James"だとはっきり言って無茶苦茶というか、何でもありである。それでもって、リーダーのギターはどう聞いてもロックだし、こいつは不思議なバンドである。でも"James"をやっているときはほとんどMetheny化していたのは微笑ましかった。いずれにしても、こんな不便なクラブにわざわざ出掛ける物好きな日本人はそう多くはなかろうが、10月の半ばにはKenny Wheelerも出るらしいし、下旬にはなんとEvan Parkerも出るらしい。何とも深~いクラブである。
そこでEtheridgeのCDを売っていたのでゲットしてきたが、なんとベースはArild Andersen、ドラムスはJohn Marshallによるライブである。なんちゅうメンツじゃと思いつつ、これはやっぱり気になるよねぇ。CDに関しては別途報告とするが、結構楽しんでしまった私である。
ということで、ライブがはねてホテルに戻ったら深夜を過ぎていたが、たまにはこういうのもないとやってられませんわな。でも、仕事はちゃんとやっているので、誤解なきようにお願い致します~。
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今は日本でしょうか?

さてロンドンでコロッケというのも面白いですね!ロンドンではフィッシュ&チップスなのかと思いました
ところでロンドンのパブと言いますとギネスビールと言うイメージがありますが、黒ビールが人気なのでしょうか?ちょっと気になっております
ちなみに私は黒ホッピーがお気に入りです
投稿: takeot | 2009年10月 6日 (火) 07時35分
takeotさん、こんばんは(まだロンドンにいます)。
私はFish & Chipsは避けて通っております。まぁ悪くはないんでしょうけど、どうも昔から抵抗があるもので。
パブはもちろんギネスなどはありますが、最近はビターを飲んでいる人もあまり見ないような気がします。日本同様結構ラガーが人気なんではないですかね。
黒ホッピーは私もたまに飲みますが、最近はご無沙汰ですねぇ。郷に入れば郷に従って、ローカル・ドリンクを飲みまくった私です。ちなみに間もなく帰国です。
投稿: 中年音楽狂 | 2009年10月 6日 (火) 07時47分