Joey Calderazzo温故知新
"In the Door" Joey Calderazzo(Blue Note)
長かった出張からようやく帰還である。
出張続きで新譜が聞けない状態が続くと,iPodに入っている音源を聞くぐらいしか楽しみがない。今回頼りにしていたのがJoey Calderazzoであった。私は彼がシーンに登場してから結構ひいきにしてきたが,Michael Breckerとのバンドでの活動というよりも,彼の初リーダー・アルバムの印象が強烈だったのである。
本作はそのMicheal Breckerのプロデュースにより制作されたものだが,Breckerは控えめに1曲のみの客演で,そのほかにはJerry Bergonzi,Branford Marsalisが客演している。それにしてもこのハード・ドライビングな演奏が素晴らしいではないか。Herbie Hancock的に響くところもあるが,このスピード感は私には極めて魅力的に感じられる。
私としてはJoey Calderazzoにはこういう路線で突っ走って欲しかったのだが,徐々に彼も成熟してきたのか,ダイナミズムだけではない演奏も展開するようになってきた。それも年齢ゆえに仕方ない部分はあろう。よくよく考えてみれば,彼は1965年生まれだからもう40代も半ばなのである。このアルバムの当時のような音楽は続けていられないとしても,まだまだ枯れるには早過ぎるように思う。最近は自分のアルバムでは比較的静謐な演奏をしながら(彼のアルバム"Amanecer"に関する記事はこちら)も,Branfordのバンドでは相変わらずの演奏を聞かせるという感じで,使い分けをしているのかもしれないが,Kenny Kirkland亡き今,ハード・ドライビングなピアノと言えば,彼への期待が高いのである。
是非またこういうアルバムを作って欲しいという願いも込めて星★★★★★。いま聞いても燃える。
Personnel: Joey Calderazzo(p), Branford Marsalis(ts, ss), Jerry Bergonzi(ts), Michael Brecker(ts), Jay Anderson(b), Peter Erskine(ds), Adam Nasbaum(ds), Don Alias(perc)































































































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