中年音楽狂 in 鹿児島:新たな銀行店舗現る
久々の店舗デザインのトピックである。今回,鹿児島に出張していていろいろな出来事があったが,TVを見ていると鹿児島銀行の新しい店舗のTVコマーシャルが仕事に出掛ける時間の前に放送されていた。この店舗,かぎんWELLは4/27にオープンしたものだが,各メディアでもカバーされていたようである。
よくよく見てみるとローカル局,南日本放送のWebサイトには次のような記事が...。
『休日でも金融商品やローンなどの相談に応じる鹿児島銀行の「個人プラザかぎんWELL」が、きょう(註:4/27のことである)鹿児島市にオープンしました。「かぎんWELL」は、鹿児島市中町のコア・モール商店街にオープンしました。個人客を対象に金融商品やローン、年金、相続などの相談に応じる店舗で、スタッフは15人を配置し、プライバシーに配慮したブースが設置されています。営業時間は午前9時からで、平日は午後7時まで、土日と祝日は午後5時まで営業し、ATMも設置されています。また、指の静脈で照合する生体認証機能付きの貸金庫も設置されています。』
ということで,金融機関の店舗デザインなどというカテゴリーを持つ以上,私も現地にてファサードだけ撮影してきた。 これまでもこうしたリテール強化型店舗はいろいろあったが,従来の鹿児島銀行のイメージと異なる透明性の高いこのファサードは気になるところである。店舗の裏側には鹿児島に生息する動物の実物大のグラフィックスが配されていて,子供たちが珍しそうに見ているのが面白かったが,これはコンサル・ブースのプライバシー・スクリーンの役割も果たしている模様である。
鹿児島では近々三越が閉店する予定だが,この店は三越閉店で地盤沈下しかねない近隣地域の活性化も狙っているとのことである。コミュニティに貢献するのも地銀のタスクだとすれば,その志は認めなければなるまい。今後の同店への来店客のプロファイルが気になるところである。残念ながら出張ももう終わりだしほかの仕事もあるので,そこまでモニタリングする余裕がないのは残念であるが,注目すべき新店舗であることは間違いない。
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