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2009年2月25日 (水)

パッケージの作りもブートぽいところが笑えるハード・フュージョン(でも好き)

Alex_machacek "The Official Triangle Session" Alex Machacek / Jeff Sipe / Neal Fountain (Abstruct Logix)

ブログのお知り合いの工藤さんが取り上げられていて,ちょっと気になったこのCDである。私はAllan Holdsworthにはあまり関心があるわけではないのだが,Scott Hendersonをはじめとするハード・フュージョンは好みである。ここでギターを弾いているAlex MachacekがHoldsworthの文脈で語られることはまぁわからないこともないが,それはさておき,これがなかなかのハード・フュージョンの佳作である。

このCD,ライナーはそれこそ紙っぺら一枚だし,そこにもバックインレイにもプロデューサーも,エンジニアも一切記述がないから,まさにOfficial Bootleg的なノリを狙っているとしか思えないが,それでも演奏がよければ許す。

このアルバムはNorth Carolina州のReleighで録音されており,そこはドラマーのJeff Sipeの地元なので,Sipe企画のセッションということになるだろうが,これは3者が結構緊密に連動したアルバムとなっている。こういうバンドのアルバムの場合,異常にメカニカルでテクニカルになってしまう(Tribal Techが代表的である)場合もあるが,このアルバムについては冒頭からシンセサイザーのような響きで,静かな幕開けを迎えるところが普通のその手のアルバムと異なる。パワー一辺倒のバンドとは異なり,静と動をうまくブレンドしたという表現が適切であろう。そういう形態であるから,70分を越える長尺でも飽きることなく聞けてしまう。

このアルバムを聞いていると確かにMachacekのギターはHoldsworth的な部分を感じさせる部分もあるが,必ずしもそれだけではないように思える。テクニックはきっとあるに違いないが,それを敢えて全面的に打ち出すような部分がないところにむしろ私は好感を抱いてしまう。全編を通じて締め上げられるような感覚は必ずしも強くはないのだが,時折挿入される強烈なテンションを持った曲により緊張感を維持する演奏スタイルは結構評価できる。ハード・フュージョンが好きなリスナーには推薦できるアルバムだと思う。星★★★★。

ところで,このAlex Machacek,日本ではマクヘイサックと呼ばれているようだが,本人のWebサイトでもどう発音するかという質問に答えて音声ファイルのリンクが張られているとおり,マハチェク(あるいはマハチェク。このフォント違いの「」のほとんど無音に近いニュアンスをご理解願いたい)と呼ぶのが本来の発音に近いはずである。このように人名の発音は難しいから,私は通常,ミュージシャン名をアルファベットで記述しているわけである。余談ついでに書けば,昔,Johnny Carsonがホストをしていた"Tonight Show"のMCを務めていたのがEd McMahonという人だが,いつまでたってもこの人の名前は日本ではマクマホンだと思われている。しかし,実際にはカタカナで書けばマクマーンが最も近いと私には聞こえる。このあたりにローマ字というわけのわからないシステムの悪影響を感じるのは私だけではあるまいが,いずれにしても名前を間違われて気持ちのいい人はいないはずなのだ。是非,こういうのは気をつけたいものである。それを言ったら,昔,Fender Rhodesをフェンダー・ローデスなんて呼んでいたライナーもあったりして,わかってないねぇと思ったこともあるなぁ。でもそれを言ったらプロレスラーのDusty Rhodesもリング・アナは「ダスティ~~・ローデス~~」なんて紹介していたからなぁ。脱線が激しくなってしまったが,私はこれからも外国人の名前は原則としてカタカナで表記することはしないのである(アジア系の人は例外ありだが...)。

Recorded Live at Lincoln Theater, Raleigh, on June 29, 2008

Personnel: Alex Machacek(g), Jeff Sipe(ds), Neal Fountain(b)

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コメント

厳しいお言葉じゃ。
身が縮む。。これ以上縮むとヨーダさまになる。。。

ネイティブのように発音出来るあなたはいいけど、、
わたくしは、興奮しても、、名前すら叫べないことになる。(爆)
誤字脱字、生意気、非常識に続き、、気をつけなくちゃぁ。

アーティストのローマ字表記、面白く読ませてもらいました。そういえば、Leon Russellは「レオン」か「リオン」とか、John Mclaughlinを「マクラグリン」と呼んだり、Stephen Stillsを「ステファン」、大昔?Dylanを「ダイラン」とか、とにかくカタカナ表記にするとややこしいです。でも、中年音楽狂さんが、なぜ、ローマ字表記にこだわるかわかりました。しかし、英語に疎い当方、結局なんて読めばいいのかわからないことばかり。ショック!そうは言っても、この世の中、ネットなどで調べれますもんねぇ。がんばります。

すずっくさん,こんにちは。

私は素人はいいと思うんですよ,間違っていても。でも,通販サイトやらプロの批評家が間違った情報を流布させることには抵抗があるだけです。

ネット社会では誤った情報が,あたかも「正しい情報」であるかのように流通してしまう怖さがあるように思えてなりません。

これは私のこだわりだけですから,皆さんは気になさることはありません。でもよくよく調べれば,ちゃんと正しい情報も流れているということに目をつぶってはならないということで,余計なお世話と思いつつ書いてしまいました。

蛇尾さん,こんにちは。

例えば,アメリカの新聞を見ていて,どう発音していいかわからないような珍しい名前が出てくると,発音記号やら,馴染みのある単語の組み合わせを示して,どう発音すればよいのかが書いてあります。

私は表記の違いのレベルが軽微であればあまりこだわりません。例えば蛇尾さんが書かれているLeon Russellは「リオン」の方が近いでしょうが,「リオン」でも「レオン」でもMachacekほどの違いはないですよね。Wynton Marsalisも「マルサリス」はないよなぁとは思いつつ,そんな目くじらを立てるほどではありませんし。

ただ,人名表記の難しいところは,日本語が他の外国語に比べるとアクセント/ストレスがあまりはっきりしないという点も見逃してはならないと思います。

でも,これって私だけのこだわりなのかもしれませんね。どうでもいいって言えば,そのとおりですので,あまり深く考えないで下さい。

私も、人からこのアルバムいいよ、と教えられたクチで、聴いてみて確かに良かったでした。こういう演奏ならば、ライヴで長時間聴いても、イケるんではないかと思ってます。

でも、おっしゃるとおりジャケット関係は手抜きもいいとこで、担当楽器も書いてなかったんじゃないかな。クレジット、ブログにアップするのに手間取りました(笑)。

発音表記は、やはり人の受け売り的要素が強く、パット・メセニーがメシーニだったりビル・フリゼールがフリゼルだったりと、実際の発音と表記の発音がずれている人も有名人でもいるようで、これは私は目をつぶってます。むしろ何と読んで迷うかという名前の方をアルファベット表記のまま掲載していることが多いです。

昔若い頃、貿易関係の仕事もやってたので、英会話できたはずなんですが、20年以上も前のことなので忘れました(笑)。

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