懐かしのPat Metheny Groupとの初邂逅盤
"Pat Metheny Group" Pat Metheny Group(ECM)
私が初めてPat Methenyを聞いたのがこのアルバムである。もう30年近く前のことというのが信じがたいが,ECM時代のアルバムでは私が今でも聞く回数が多いのは"Travels" とこのアルバムである。ほかのアルバムが嫌いというわけではない。このアルバムが単純に好きなのである。このシンプルなジャケットのアルバムを私がどうして購入する気になったのかは全く記憶にないのだが,ある意味この超シンプルなジャケットに魅かれたというところもあったように思う。
いずれにしてもこのアルバム,何がいいって曲のクォリティが異常に高い。どれ一つとして駄曲がないというか,長年,Methenyのライブ・レパートリーを占めてきた曲が含まれている。人気曲は冒頭の"San Lorenzo"と"Phase Dance"だろうが,その他の曲もいま聞いてもよい。私はLPであればB面に収められていた曲もどれも捨て難い佳曲だと思っているし,その魅力が全く薄れることはないのである。
このアルバムのいいところは,テクノロジーに依存しない状態での「素」のPMGのよさが表れているところではないかとも思えるのだが,まだまだそんなにテクノロジーも進化していないし,Methenyその人がブレイクする以前の段階で,いい意味での手作り感が私には魅力的に響くのである。30年を経てこの瑞々しさに敬意を表して星★★★★★である。このアルバムとの出会いがなければ,私とMethenyは縁がなかったのだと思えば,偶然であろうがなんだろうが,幸福な出会いであった。
彼らが年末年始のBlue Note公演で,このアルバムからの曲を演奏するとは思えないが,もし何かをやってくれたら,私は狂喜乱舞してしまうかもしれない。今回の来日はメンバーは変われど,同じクァルテット編成だから可能性がないわけではないので,ちょっと期待しちゃうなぁ。無理か...。
Recorded in January 1978
Personnel: Pat Metheny(g), Lyle Mays(p,, key), Mark Egan(b), Dan Gottlieb(ds)
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