旅の道連れ:Brad Mehldau
"The Art of the Trio Vol.3" Brad Mehdalu (Warner Brothers)
旅から戻ってきて,またまた音楽の話である。私はiPodにBrad Mehldauの主要なアルバムを突っ込んでおり,海外出張や旅行のときにはiPodを持参するというパターンであるが,今回の旅の道連れもBrad Mehldauであった。
私がBrad Mehldauにはまるきっかけとなっとのは「トリオの芸術」シリーズ第1弾、それも冒頭の"Blame It on My Youth"であったが、本当にずっぽしMehldauの世界に入ってしまったのはこのアルバムである。何がいいか、と問われれば、この「間」がいいとしか言いようがないのだが、とにかくこうしたピアノを30前のピアニストに弾かれるということが私にとっては信じ難がったということである。
いずれにしてもRadioheadやNick Drakeをジャズの世界に昇華せしめることができるということ自体がMehldauのピアニストとしての魅力を物語っていることは間違いない。私には、こうした曲がスタンダード以上に魅力的に聞こえるのだが、皆さんにはどうだろうか。ライナーには小難しいことがいろいろ書いてあるが、ここはそんなことは無視してこのピアノ世界に身を委ねるべきであろう。オルゴールと連動した"Young at Heart"のような演出過剰な曲がなければ完全に星★★★★★だったのだが、この過剰演出を私は好まないので星★★★★☆である。しかし、それを除けばこのアルバムは素晴らしい。ECMファンも納得しうる傑作として評価したい。
Personnel: Brad Mehldau(p), Larry Grenadier(b), Jorge Rossy(ds)
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音楽狂さん、こんにちは、monakaです。
Mehldauコンプリートを召さしていること納得できます。
私はこのアルバムの1曲目でそのすばらしさを感じました。その間の素晴らしさはジャレットの後継者と思いました。
その後の演奏で、間が伸びたような感じを受けることが多くなりは離れていました。最近戻り気に入っているので今後が楽しみです。
投稿: monaka | 2008年8月27日 (水) 21時05分
monakaさん,こんにちは。コメントありがとうございます。
Mehldauは何もわかっていない日本の批評家やジャズ誌からはBill Evansの後継者のように言われていましたが,本人も言っているとおり,Evansには何の影響も受けておらず,むしろmonakaさんがおっしゃるとおり,Keithに影響されていると考えるべきだと思います。
彼がKeithを後継しうるかどうかは今後を注視しなければなりませんが,ピアニストとしてのレベルはやはり高いと思います。
確かにその後のアルバムには゛Anything Goes゛のように納得しかねる出来のものもありましたが,ここまで追ってきたので,途中ではやめられないというところでしょうか。引き続き頑張ります。
投稿: 中年音楽狂 | 2008年8月28日 (木) 10時08分