Rosario GiulianiのMilesトリビュートは...
"Jazz Italiano Live 2007" Rosario Giuliani
私が欧州サックス三羽烏と呼ぶうちの一人,Rosario GiulianiがEnrico Pieranunziを迎えて,"Kind of Blue"にトリビュートしたアルバムである。このアルバムをブログのお知り合い,すずっくさんにご教示頂いた段階で,即購入を決断したアルバムである。イタリアからの通販でゲットするぐらいの勢いであったから,期待値は非常に大きいものがあった。
そもそもこのアルバムを聞いていて驚かされるのは録音の素晴らしさである。これは生々しい。私が通勤中に使っているCD Walkmanでも音のよさがわかるぐらいであるから,きっちりしたオーディオ・セットで聞いたら,そのよさはもっとわかるはずである。
しかし,音源としてはどうか。はっきり言って期待が大き過ぎたのかもしれないが,やはり"Kind of Blue"の深遠な世界を再現するにはやはり無理があるようである。プレイヤーたちはそれなりに頑張っている。しかし,"Kind of Blue"がこうしたトリビュートを受け容れないレベルのものなのである。よって,オリジナルの"Kind of Blue"のレベルを期待しなければ,十分楽しめるアルバムではあろう。しかし,やはり...なのである。
そうした意味ではMilesと関係ない曲を演奏している曲の方が圧倒的に楽しめてしまうアルバムである。あまりに偉大な先達へのオマージュは難しいなぁと思わされたアルバムである。それにしても,ここで聞かれるPieranunziのゴリゴリのピアノっていうのはやはりイメージが違うように思えるのは私だけだろうか。逆に言えば,こういうピアノも弾けるんだと感心してしまった私である。星★★★。
Recorded Live at Casa del Jazz, Rome, Italy on February 16, 2007
Personnel: Rosario Giuliani(as), Enrico Pieranunzi(p), Emanuele Cisi(ts), Flavio Boltro(tp), Gianluca Renzi(b), Fabrizio Sferra(ds), Massimo Pirone(tb)
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コメント
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ついでにここにも。
これ、、まだね、聞き込んでいないのですが。。
やっぱり、ボルトルにマイルス、ッテ役柄は、
ジュリアーには、結構適役だと思ったけど。。
と、なんだか、イタリアンハードバップの方々は、この手の演奏が、、
どうなんでしょう。。
日本人って、この辺、良く聴いてますよね?
なんか、イタリア人よりも、、もしかして、、違和感感じやすいかもしれませんよね。
イタリアにも、、ジャズ喫茶なんて、、あるんだろうか。。。
投稿: すずっく | 2008年6月10日 (火) 12時21分
あ。。期待に添えずに、申し訳なかったで〜〜ス。
でも、これで、イタリア地獄にはまらずに済んだんじゃない?(爆)
投稿: すずっく | 2008年6月10日 (火) 12時23分
すずっくさん,コメント,TBありがとうございます。4本もまとめてコメント頂きましたが,こちらは横着に1本でコメント・バックさせて頂きます。
Rosalio Giulianiは決して悪いとは思わないんですが,何となく深みに欠けるような気がしました。確かにFlavio BoltroのMiles役は...でしたかねぇ。しかし,まだアップしていませんが,Enrico Ravaは大変よかったので,やはり地獄には足を踏み入れたかもしれません。
Stefano Di Battistaの歌手は奥方ですか。じゃー仕方がないですな。しかも美人じゃ。
Brian Bladeは相変わらずのよさで,私が最も信頼するミュージシャンの一人ですね。何をやってもレベル高いですから。
投稿: 中年音楽狂 | 2008年6月10日 (火) 12時35分