思わずオリジナル盤にまで手を出したジャケ買い盤
"The John Williams Trio" John Williams(Emarcy)
John Williamsと言ってもスターウォーズのWilliamsでもなければ,クラシック・ギタリストのWilliamsでもない。れっきとしたジャズ・ピアニストであるが,決してメジャーな人とは言えまい。1957年にフロリダに移住後はシーンから遠ざかっていたようだから,メジャーでなくても当然だが...。
本作はそんなJohn Williamsの数少ないリーダー作であるが,いつも私はこのアルバムのジャケットを見ると極めて「ジャズ」的な印象を受けてしまう。もちろん,それはBlue NoteレーベルのFrancis Wolff~Reid Milesコンビによるジャケであっても同じようなものと言ってしまえばその通りであるが,非常に雰囲気のあるジャケットである。このジャケを手に入れたくて私がオリジナル盤にまで手を出したのは後にも先にもこの一枚だけである。
私はパッケージがどうのこう言うよりも,本質的には音楽が聞ければいいというタイプの人間である。よって,どんなに音が優れているからと言ってオリジナル盤に手を出すようなことはなかったし,それ以前にそんな金銭的な余裕もなかった。それはどんなに好きなアルバムでも例外はない。この一枚を除いてである。それほど私はこのジャケットのJohn Williamsの写真に魅かれてしまったということである。まさにこういうのを音が聞こえてきそうなジャケットと言いたいが,実際に収録されている音楽に失望させられることもない。期待通りの軽快なジャズ・ピアノが楽しめる好盤である。私はジャケットだけでこのアルバムに星★★★★★としたいぐらいだが,演奏含めても星★★★★☆には値する。それにしてもここに収録されている"Someday My Prince Will Come"はやや異色である。このテンポといい,この演奏といい,これは同曲としてはかなり変わっている。
ちなみに,本作はここに掲示したジャケで紙ジャケ化されたことがあるが,私が保有しているアルバムにはこの写真のようなこうしたくすみ(黄ばみ)はない。私のLPにはコーディングが施されているからくすまないのは当然だが,どうせ再発するならその辺までこだわって欲しかったねぇ。ちょいとマニアックになってしまった。
いずれにしても,年を取って部屋にもう少し余裕を持てる状態になれるのであれば,このジャケットを壁面に飾って毎日眺めてニヤニヤしたいものである(変態?)。
Recorded on June 15, 24 and October 11, 1955
Personnel: John Williams(p), Bill Anthony(b), Chuck Andrus(b), Ernie Farrow(b), Frank Isla(ds), Jack Eddie(ds)
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