長大な綾辻ワールドの行き先は...
何とも長大な小説である。正月休みにでも読もうと思っていたのだが,結局読了するのに3週間ぐらい掛かっただろうか。しかし,3~4巻は3日ぐらいで読んでしまったような気もするし,これを読み切らせるというのはそれなりに面白い証拠である。
ネタをばらすようなことを言えないので,どこまで書いていいのかわからないが,この小説は非常に構造が複雑(それを伏線を張ると言い換えることも可能)で,かなり頭がぐちゃぐちゃになると言っても過言ではなく,これまでの「館」シリーズのような所謂新本格のフレイバーを期待すると裏切られると言ってもよい。そこが好き嫌いの分かれ目であろうが,読み終えての感想は「よくやるわ」あるいは「なんじゃそりゃ」というものだった。
確かにエンタテインメントとしてはよく出来ているが,はっきり言ってある意味オカルト的な部分もあり,ある意味ギミックといわれても仕方がない筋書きは私はあまり好きとは言えない。ここまでの世界を作り上げた綾辻の豪腕は認める必要はあるだろうが,やっぱりこれはやり過ぎだと思う。本人が自画自賛するほどの傑作とは到底思えないということで星★★★。あ~疲れた。
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