クリスマスには...メサイアよ
"Messiah" Geroge Frideric Handel作曲,John Eliot Gardiner指揮,English Baloque Soloists & Monteverdi Choir(Philips)
師走といえば,日本ではベートーベンの第九と相場が決まっているが,海外では"Messiah"が定番である。このブログでクラシック音楽を取り上げるのは今日が初めてであるが,クリスマスには"Messiah"こそ相応しい。
実は私は一時期ルネッサンス期の宗教音楽やバロックに凝っていた時期があるのだが,その中ではGlen GouldのBachは別格として,私の嗜好に最もフィットしたのはヘンデルであった。何を隠そう私の結婚披露宴では私たちの入場の音楽にヘンデル作曲「王宮の花火の音楽」を使ったぐらいであるからおバカと言えばそのとおりだが,それぐらいヘンデルが私は好きだったのだ。
ヘンデルの数々の作品の中で,"Messiah"を聞く回数はそれほど多くはないが,やはりクリスマスの時期になると,このCDをごそごそと取り出してきて,にわかに宗教じみてくる私である。しかしこの音楽がキリスト教徒にとって,非常に重要な作品であることは,海外でのこの曲のライブの演奏に立ち会えばわかる。所謂「ハレルヤ」コーラスのところになると,聴衆が全員起立するのである。初めてその瞬間を目にしたのは,今を去ることほぼ20年前,私が英国に出張中に聞きに行ったQueen Elizabeth Hallでの演奏会でのことだったが,最初は何が起こったかわからなかいぐらい驚いたものである。その時も思ったし,今でもそう思うが,宗教の持つ力は偉大である。
作品そのものを云々すること自体この曲には不適切であるが,私はこのGardiner盤の上品さを最も好ましく思っているので,ここに取り上げた。今年もクリスマスは静かにこの曲で迎えることとしよう。
こんなことを書いていると,日頃私がデーモン木暮閣下の真似をして,「蝋人形の館」をシャウトしているのとギャップが大き過ぎ~と言われることは確実だが,人は見かけによらないのである。ロザリオを持つ悪魔とでも呼んでくれい。
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