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2007年12月30日 (日)

コレクターはつらいよ(3)

Jazz_for_a_hot "Jazz for a Hot Cold Sunny Cloudy, Day Night on a Train Plane or Automobile, Alone or with Others..." (Warner Brothers)

おそらく世界で最も詳しいBrad MehldauのディスコグラフィをおさえているドイツのJens Linge氏に教えてもらったアルバムである。これは2000年に出たプロモ・アルバムで,何と言ってもこのジャケ,このタイトルであるから,よっぽどのことがない限り行きつくことのなさそうなものである。

しかし,このアルバムの4曲目にはBrad Mehldau Trioによる"Non Album Track"を堂々と謳った"In the Wee Small Hours of the Morning"が収録されている。同曲はライブなどで演奏していたから,アルバムにも入っているものと思っていたが,正式なレコーディングはここに収められたものだけのようである。詳しいクレジットはないので何とも言えないが,メンツはベースがLarry Grenadier,ドラムスがJorge Rossyで間違いないだろう。

幸いこのアルバムは世の中のEコマース・サイトで入手が容易なので助かったが,こういうのが出てくると,本当にコレクターは辛い。

実はLinge氏のサイトでもう一枚注目のアルバムを発見しているのだが,これがなかなかの曲者で,フランス版オークション・サイトのようなところでブツは大量に出ているのだが,サイトは全部フランス語(仏→英の翻訳ツールを使っても,理解するのに時間が掛かって大変である)だし,発送もフランス国内のみばかりなのである。うーん,これは困った。それについては機会を改めて報告したいと思う。

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コメント

2000年1月blue note tokyoでbrad mehldau trioの演奏を初めて聴いたときのアンコール曲がIn the wee small hours
でした。このときの演奏には鳥肌が立ちましたね。それ以来の彼のファンです。
いずれ、正式に(再度?)この曲を録音して欲しいものです。

カビゴンさん,コメントありがとうございます。本年もよろしくお願いします。

そうですねぇ。この演奏をこうしたマイナーな存在にしておくのは私も勿体ないと思います。Brad MehldauもPat Methenyとの共演はそこそこにして,ピアノ・トリオの地平を切り拓く演奏に戻って欲しいと思っています。(私ははっきり言ってMethenyとの共演はそれほど高く評価していませんので。)

Mehldauについてはもう少しまめに記事にしていきたいと思いますので,よろしくお願いします。

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