Blue NoteのDuke Jordanを久々に聴くと...
"Flight to Jordan" Duke Jordan (Blue Note)
このアルバムを聞くのも随分久しぶりである。もしかしたら学生時代以来聞いたことがないぐらいだったかもしれないが,亡き父のCDラックから引っ張り出して聞いてみた。一聴して思うのは,どこから聞いてもDuke Jordan節に満ちているということであった。
私にとってのDuke Jordanと言えば,"Flight to Denmark"ということになっているが,このアルバムを聞いて思ったのは管が入ると,Jordan節がより濃厚に感じられるということかもしれない。"No Problem"即ち「危険な関係のブルース」も"Si-Joya" というタイトルで収められており,これはこれでいいのだが,このアルバムの色彩を決定付けているのは冒頭の"Flight to Jordan"ということになろう。このメロディ・ライン,誰がどう聞いてもJordanのオリジナルである。決して美メロというわけではないが,何ともファンキーで記憶に残るメロディ・ラインである。いいねぇ。
また,久々に聞いて思ったのが,Dizzy Reeceが結構朗々とラッパを吹いていているし,Stanley Turrentineもいけてるフレージングでなかなかの好演ということである。どうも私はDuke JordanについてはSteeple Chaseレーベルのそれもピアノ・トリオ盤ばかり聞いていて,こうした管入りアルバムに留意してこなかったし,ReeceやTurrentineも勝手に過小評価していたのは失敗だったなぁと痛感してしまった。折に触れ,こうしたクラシックなアルバムも聞いてみないといかんと反省。反省の意味も込めて星★★★★☆を謹呈しよう。
尚,このアルバム,CDにはボーナス・トラックが2曲収められているが,最後のトリオで演奏される"I Should Care"でしみじみと終えるというのはなかなかよかった。こういうボーナス・トラックならいつでも歓迎である。
Recorded on August 4, 1960
Personnel: Duke Jordan(p), Dizzy Reece(tp), Stanley Turrentine(ts), Reginald Workman(b), Art Taylor(ds)
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お父さんがジャズファンの先輩なんですか。粋な感じですねぇ。
うちの父親は75歳で健在なのですが、僕とはまったく「文化圏」の違うところで生きていて、音楽を聴いているところも、本を読んでいるところも見たことがありません。で、材木屋に50年以上勤めていて、今も現役なんですよ。なんか、そういう人生もいいなぁと、ちょっと憧れていたりします。
投稿: ヨシカワ | 2010年4月18日 (日) 18時52分
ヨシカワさん,続けてコメント・バックです。実は私の亡父はモーツァルトが命のような人でした。しかし,晩年になって,ジャズに目覚めたようで,私が手ほどきをしていたというのが実態です。
私は父と趣味を同じくできたことはある意味幸せだったとは思いますが,ヨシカワさんのようなパターンもいいのではないでしょうか。少なくとも音楽的な趣味はある時期までは全然シンクロしていませんでしたから,私も同じなのかもしれません。
投稿: 中年音楽狂 | 2010年4月18日 (日) 21時19分