出張中に見た映画(2007/12) その3
監督:瀧本智之
出演:豊川悦司,石橋凌,小澤征悦,笹野高史,松田美由紀
今回の出張時の飛行機での映画の選択肢はかなり限定的だったが,この映画は意外な拾い物という感じである。一見して,かなり地味な映画といってもよいのだが,それは配役によるところが大きいように思える。それが決して失敗していない。
こうした映画のストーリーを書くのは野暮だが,「劇場型捜査」というのはありえない展開だとしても,映画的にはまぁいいんじゃないと思わせるストーリーである。余計なエピソードがないわけではないが,117分というのも適切な上映時間である。私としては期待しないで見た分,結構得した気分になったというのが正直なところである。
この映画を見ていて,笹野高史と松田美由紀を除いて,主要な人物によさげな人があまりいないというのが面白い。警察内部然り,テレビ局然り。主役の豊川にしたって,別に颯爽としているわけではないし,スーパー・ヒーローという訳でもない。本作は決してリアリズムを追求した作品だとは思わないが,現実社会の嫌らしさがうまくまぶされているという意味で,作品の「うそ臭さ」が抑制されていると言ってもよいだろう。
雫井修介の原作は未読なので,どの程度翻案されているかはわからないが,原作を読んでもいいかなと思わせる映画であった。星★★★☆。
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