Mariah Careyのデビューから数年は本当に凄かった
"MTV Unplugged EP" Mariah Carey (Columbia)
今やかなり太ったオバチャンと化してしまったMariah Careyであるが,彼女のデビュー当時は本当にキュートなシンガーであったと思う。その容姿もそうだが,音楽的にもソウル/R&Bの枠を超え,ポップスの領域に入っていたのは事実である。私も90年代は相当彼女に入れあげていたものだが,それも今は昔。今やほとんど興味がなくなってしまった。しかし,彼女のデビューから数年間は,本当に時代の先端を走る歌手としての輝きがあったと思う。
その中で,私が今だにちょくちょく聞いているアルバムはこのMTV Unplugged出演時の記録である7曲入りのEPである。ここでのMariahは美貌も音楽もそのピークにあったと今でも思える素晴らしい歌唱の数々である。私がMariahに対する関心を維持できるのは今やデビュー・アルバムから本作までの3作だけである。
私は"Daydream"はまだしも,"Butterfly"ぐらいになると,彼女の曲に魅力を感じなくなってきたわけだが,ここに収められている7曲は全く違う。今でもその曲の力は健在なのである。このアルバムには今でも私は躊躇なく星★★★★★である。素晴らしい。
私がMariahへの関心をなくしたもう一つの理由は,彼女の初来日公演(それ以降もだが)に,東京ドームという彼女の音楽性に全くマッチしない場所を選んだことにある。いかに人気絶頂であろうが,ミュージシャンには適切な箱があるはずである。それを見誤った彼女及びプロモーターの罪は大きい。彼女にはもっとIntimateな空間が適しているはずである。せめて武道館どまりにすべきであった。あるいはチケット料金を上げてでも,東京国際フォーラムAぐらいが適切だったはずである。あれで私は完全にガックリきてしまったのである。ということで,最近のアルバムは全然買っていない私である。
Personnel: Mariah Carey(vo), Walter Afanasieff(p), Dan Shea(key), Vernon Black(g), Randy Jackson(b), Gigi Gonaway(ds), Sammy Figueroa(perc), Ren Klyce(perc), David Cole(p) and Strings, Horns, and Chorus
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