2026年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

お知らせ

  • 当ブログはAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。

« Branford Marsalisの初リーダー作:私は兄貴の方が好きである | トップページ | Fred Hersch@カザルス・ホール:至福の2時間 »

2007年9月28日 (金)

なんとも不思議なメンツによるヒット曲集だが...

1231 "70's Jazz Pioneers Live at the Town Hall, NYC" (1231)

なんとも不思議な組み合わせのメンバーによって吹き込まれたライブ盤である。フロントがRandy BreckerにDave Liebman,ギターがPat Martino,ピアノはJoanne Brackeen(写真を見る限り,凄い大女である),リズムがBuster WillamsにAl Fosterってのはあまりに脈絡なく,グループ名が70's Jazz Pioneersというのもはっきり言って言い過ぎである。

更にこのメンツが演奏しているのが,"Cantaloupe Island","Sugar","500 Miles High","Softly as in a Morning Sunrise","Red Clay"に"All Blues"というのは一体どういうコンセプトなのかと言わざるをえない。

各人のソロはそれなりに聞き応え(特にBreckerがよい)があるのだが,やはり急造グループの悲しさと言うべきか,このバンド全体のグルーブの欠如は致命的である。ジャムにはジャムのバトルの楽しさもあろうが,このバンドはバトル・モードにも突入することなく,所謂有名曲を演奏し続けるだけなのである。私はこのアルバムを何度聞いても,興奮することが全くないのである。このメンツを見れば,私のように購入意欲をそそられるリスナーもいるはずだが,これでは完全に「船頭多くして船山に登る」であり,買ってもがっくり来るだけだと言っておこう。

"Softly..."のテーマ部を聞くとBreckerとLiebmanの相性はよくないし,Brackeenのピアノの音は録音のせいか線が細いし,Buster Williamsのベース音は相変らずの電気増幅振りで辟易としてくるしと文句はいくらでもつけたくなる。Pat MartinoもいつものMartinoらしさに欠け,ちょっと普通すぎやしないか。

このアルバムには期待を完全に裏切られたが,こういうのをつかんだときには「たまにはそういうこともありますわ」とさっさと諦めの境地に達した方がよい。Breckerのソロに免じて星★とするが,それにしてもこれは最悪に近い駄盤である。

Recorded Live at the Town Hall on November 20, 1998

Personnel: Randy Brecker(tp), Dave Liebman(ts, ss), Pat Martino(g), Joanne Brackeen(p), Buster Williams(b), Al Foster(ds)

« Branford Marsalisの初リーダー作:私は兄貴の方が好きである | トップページ | Fred Hersch@カザルス・ホール:至福の2時間 »

ジャズ」カテゴリの記事

コメント

このCDについては似たような感想ですねえ。なんか冴えない。

Randy、Liebman、Al Fosterといえば、Pendulumという名盤があるんですがね。あれってCD化されてないんでしょうか?

コメントどうも。PendulumはCD化されていないと思いますよ。だって売れませんから...。Pendulumに限らず,Artist Houseレーベルの音源は,CD化されていないものの方が圧倒的に多いですね。いいアルバムが沢山あるんですけどねェ。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: なんとも不思議なメンツによるヒット曲集だが...:

« Branford Marsalisの初リーダー作:私は兄貴の方が好きである | トップページ | Fred Hersch@カザルス・ホール:至福の2時間 »