Mavis Staplesの大傑作:Ry Cooderファンも必聴
"We'll Never Turn Back" Mavis Staples (Anti‐)
日頃からまめにCDショップめぐりはしているつもりだが,この作品が「ミュージック・マガジン」に取り上げられるまで,全くこの作品を認知していなかったのが情けなくなるぐらいの傑作である。私の中ではNeil YoungのMassey Hallでのライブ盤と並ぶ本年のベスト盤の一つとなった。
何がよいか。Mavis Staplesがメッセージ性の高い曲をソウルフルに歌い上げるのも素晴らしいのだが,私は本作をプロデュースしたRy Cooderの手腕を評価するとともに,全編に渡って聞かれる彼のギター・プレイに痺れてしまった。ここまでギターを弾きまくってくれたのは本当に久し振りのことではないだろうか。これはソウル・ミュージックではあるが,バック・バンドの演奏はアメリカン・ロック的な響き(Jim Keltnerのドラムスがこれまたよい)に溢れていて私のようなアメリカン・ロック好きにはたまらない出来である。
確かにRy Cooder色が強過ぎるという指摘もあろうが,本作はMavisの素晴らしい歌唱とバック・バンドのいかした演奏のトータルな音楽として捉えればいいのであって,そうした指摘は意味を成さない。繰り返すが,私はこのアルバムが発売されてからほぼ5ヶ月の間,このアルバムを知り得なかった自分の不明を恥じざるをえない。それほど素晴らしいアルバムである。星★★★★★。
Personnel: Mavis Staples(vo), Ry Cooder(g, mandolin), Mike Elizondo(p, b), Jim Keltner(ds)), Joachim Cooder(perc), Ladysmith Black Mambazo(vo), Rutha Harris(vo), Charles Neblett(vo), Bettie-Mae Fikes(vo)
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