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2007年9月24日 (月)

Billy Joel:懐かしの"The Stranger"である

Stranger "The Stranger" Billy Joel (Columbia)

やはり「懐かしの」と言うべきである。このアルバムが出たのは1977年,もう30年も前のことになってしまった。日本で局地的な人気を持つ"The Stranger"(本国ではシングル・カットされていない)をタイトルとしたアルバムであるが,この曲がなぜ日本でここまで人気があるのかというのは,イントロ部分の口笛のパートが日本人好みの響きというのが大きいように思える。このアルバムの最後に収められた"Everybody Has a Dream"のクロージングにも"The Stranger"のイントロと同じメロディが現れて,またしっとり感を増幅させている。

しかし,このアルバムもちろんそれだけで評価されるべきものではない。私にとっては何と言っても"Just the Way You Are"のPhil Woodsのアルト・サックス・ソロが郷愁を誘う。歌心に溢れたこのソロゆえにこの曲を愛する人も多いはずである。まるでRichard Teeが弾いているようなFender Rhodesのイントロ(実際はBilly Joel本人が弾いているが,サウンドはかなりTeeに近い)に導かれるこの曲は,曲自体の魅力ももちろんだが,このPhil Woodsの貢献度大である。名曲名演の名に相応しい。

演奏はコア・メンバーに一部ゲストが加わるというかたちであり,かなりタイトにまとまっている。同じPhil Ramoneがプロデュースしているということもあるが,Paul Simonの"Still Crazy After All These Years"と並んで,濃厚にNYCのフィーリングを湛えた音楽だと言っておこう。Simon盤にはクォリティでは及ばないものの,これはこれで十分な佳作である。星★★★★。

Personnel: Billy Joel(vo, p, key), Doug Stegmeyer(b), Liberty DeVitto(ds), Richie Canara(reeds, org), Steve Khan(g), Hiram Bullock(g) with Phil Woods(as), Richard Tee(org), Hugh McCracken(g), Steve Burgh(g), Dominic Cortese(accordion), Ralph MacDonald(perc), Phoebe Snow(vo), Lani Groves(vo), Gwen Guthrie(vo), Patti Austin(vo)

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