Peterson/Jackson/Brownで悪いはずがない
"The Very Tall Band" Oscar Peterson, Ray Brown and Milt Jackson (Telarc)
Oscar PetersonとMilt Jacksonと言えば,1961年の"Very Tall"や1971年の"Reunion Blues"等で共演を果たしているが,このアルバムは,Ray BrownのNYのBlue Noteでのホスティング・シリーズの一環として,彼らが再会を果たした時の実況盤である。
これだけの大物揃いだけに,演奏のクォリティは既に保証されたようなものだが,私が思うのは,Milt Jacksonの平均点の高さである。ある意味彼には駄作が作れないのだと言ってもよいぐらい,作品のアベレージが高い大したミュージシャンである。ここでも私の期待をこの人は決して裏切らなかった。
とは言え,私は決してこの大御所たちの熱心なリスナーだったという訳ではない。よって偉そうに語る資格はないのだが,この演奏を聞けば,ジャズの楽しさを多くの人がその場で理解できると思わせることが彼らの立派さである。大物の共演ゆえ,Petersonのピアノ・ソロ,Jacksonのヴァイブ・ソロ,更にはBrownのベース・ソロによる演奏も収められているが,アルバム単位の制作としては,やはりこの3人の共演をフルに収めるべきであったと思う。それがこのアルバムの玉に瑕と言ったところだが,そうしたリスナーは今年になって突然発売された続編"What's Up?"を購入すればよい。そんなことなら,最初から2枚組で出してくれという話もあるが,野暮は言うまい。それでもJackosnのソロによる"Nature Boy"はため息が出るぐらいよいということは言っておこう。星★★★★。それにしてもこのジャケのセンス,何とかならんものか。これだけで購入意欲をそいだら,それはそれでもったいないアルバムなのだから。
Recorded Live at Blue Note in NYC, on November 24-26, 1998
Personnel: Oscar Peterson(p), Milt Jackson(vib), Ray Brown(b), Kariem Riggins(ds)
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