Joe Chambersの新主流派的サウンド
"Mirrors" Joe Chambers (Blue Note)
このアルバムは随分前に近所のCDショップのバーゲン品でゲットしたものだが,予想を上回る作品で嬉しくなってしまった。だからCDショップめぐりはやめられない。
Joe Chambersと言えば,60年代Blue Noteの新主流派的アルバムに多数名を連ねたドラマーであるが,その後の活動はそれほど派手だったとは思えない。それが90年代後半になって突如としてリーダー・アルバムを発表したものだから,結構驚いた記憶がある。
このアルバムではなかなかのメンツ(中堅という表現がぴったりのミュージシャンばかりである)を集めて,基本的にChambersのオリジナルを演奏している。例外の2曲がMichael Jacksonの"Lady in My Life"とJanet Jacksonの"Come Back to Me"というのが何でやねんと思わせるが,ほかのChambersのオリジナルからは若干浮いているものの,前者ではChambersがヴァイブのプレイを聞かせており,これがなかなかよいし,それほど違和感なく仕上がっている。全体を通して聞けば,Chambersの作曲能力が結構優れていることを認識できるし,演奏も新主流派を更にクールにしたような印象で,かなり楽しめる佳作である。星★★★★。
ところで,このアルバムには本来アルトが主楽器のVincent Herringがテナーをメインで参加しているのが珍しい。Cannonballの再来とHerringが言われたのも随分前になってしまったが,最近はあまり音沙汰を聞かなくなってしまったHerring,最近どうしているのだろうか。結構期待していたのだが...。
Recorded on July 7 and 8, 1998
Personnel: Vincent Herring(ts, as, ss), Eddie Henderson(tp), Mulgrew Miller(p), Ira Coleman(b), Joe Chambers(ds, vib)
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