Dan Penn:渋さの極致
ソウル・ミュージック界において,数々の名曲を残しているDan Pennが自らの曲を歌唱した渋いアルバム。この声にしてこの曲を歌われたら,私のようなアメリカン・ミュージック好きはメロメロである。なんてたって,冒頭から"The Dark End of the Street"だ。
バックをMuscle Shoalsのミュージシャンと盟友Spooner Oldhamが固めたこのアルバムは,まさにアメリカン・ミュージックの良心と言っても過言ではない。極論してしまえば,このアルバムを聞いてこのよさがわからないという人はアメリカン・ミュージックへの嗜好にずれがあると言ってもよい。もちろん,音楽の質からして,若者にこのよさがわかるかと言えば,それは難しかろう。しかし,私のような中年にとっては,この音楽が与える落ち着き,渋さ,くつろぎはどの側面から見ても素晴らしい。まさしく,これはたまらない出来である。
このアルバムに多言は無用である。ソウル好き,シンガーソングライター好きの双方に両手を挙げて推薦する大傑作。だまされたと思って聞いてみて頂ければ幸いである。決して後悔することはないだろう。当然のことながら星★★★★★である。
Personnel: Dan Penn(vo), Reggie Young(g), Jimmy Johnson(g), David Hood(b), Roger Hawkins(ds), Florence Flash(ds), Spooner Oldham(org, p), Bobby Emmons(p), David Briggs(key), Carson Whitsett(key) and Others
« Stanley Cowellのイメージとは異なる作品 | トップページ | Al Cohnはなぜ人気が出ないのか »
「ソウル/R&B」カテゴリの記事
- 2025年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)(2025.12.28)
- Steve Cropperを偲んで"Dedicated"を聞く。(2025.12.10)
- 3月のライブを見逃したことを強く後悔したMavis Staplesの新作。(2025.11.27)
- Dionne WarwickボックスからDisc 3を聞く。(2025.11.05)
- 先日購入のDionne WarwickボックスからDisc 2を聞く。(2025.10.17)
「SSW/フォーク」カテゴリの記事
- 2025年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)(2025.12.28)
- ようやく現物が届いたMike ReidとJoe Henryのアルバム。どえりゃ~渋い!(2025.12.11)
- Rachael Yamagataの新作の現物が到着。(2025.10.21)
- 紆余曲折を経て"Joni’s Jazz"をようやく入手。(2025.10.07)
コメント
« Stanley Cowellのイメージとは異なる作品 | トップページ | Al Cohnはなぜ人気が出ないのか »
































































5つ星ということで購入しました。とても上品な音楽で、音楽狂様の趣味のよさがよくわかります。もう少しインパクトの強いものでないと子守歌にして眠れないという私のストレス状況がちょっと心配ではあります(笑)
投稿: 悠 | 2007年9月 3日 (月) 15時31分
いつも参考にしてもらって嬉しいです。インパクトという点ではやや薄いかもしれませんが,結構レイドバックしているので,きっと心地よい眠りにも誘ってくれる音楽になると思います。まずは何度かためしてみて下さい。ストレスからの解放を祈ります。
投稿: 中年音楽狂 | 2007年9月 4日 (火) 00時35分