Deep Purple:私の洋楽の原点の一つ
"Made In Japan: the Remastered Edition" Deep Purple (EMI)
ブログを始めて200本目の記事は,私の音楽人生を懐古してみたい(大袈裟な!)。
私が強く洋楽を意識して聞くようになったのは,小学生の高学年の頃である。当時はラジオでもっぱら音楽を聞いていたわけだが,洋楽と言ってもCarpentersやBeatles程度であった。英語も習う前であるから,月刊平凡あるいは月刊明星の付録の歌本に書いてあるカタカナ詞をまねしながら口ずさむ,その程度のうぶな小学生であった。そんな私に衝撃を与えたのがFMから流れてきた"Highway Star"であった。とにかく,子供心に「何だこれは...」と思い,かつ世の中にこんなカッコいい音楽があるのかと思わせたのが,本作に収められた"Highway Star"だったのである。
日本で録音されたライブ盤の草分け的な位置付けにもある本作を,私は繰り返し聞いて来たし,その後,"Burn"ぐらいまではPurpleをちゃんと聞いていた。その後,私はプログレの世界へ走ってしまったので,Purpleのまじめなリスナーではなくなったが,それでもこのアルバムだけは別であった。高校生になってジャズに走っても,このアルバムは聞いていたし,今でもそれは変わりはない。
そんなアルバムが,初出から25年目を記念してリマスター(ミキシングはRoger GloverとIan Paiceが行っている)され,原盤ではカットされていた曲を追加した2枚組として発売されたのは1998年のことである。私はずっと,日本盤のアルバム・ジャケよりも,黄金の英国盤"Made in Japan"の方が雰囲気があって好きだったが,それが黒の"Made in Japan"となって更によくなったように思う。音源としてのよさは不変なところに,音とジャケがよくなって,曲も追加ということならば,ファンはこのアルバムをゲットすべきである。もちろん,3日間の来日公演を全部収めた3枚組というマニアックなセットもあるが,私はこれを持っていれば,普通の人は十分だと思う。
今聞いても,このアルバムには興奮させられるし,おそらくそれはこれからも変わりはないだろう。私がいかに中年あるいは壮年、老人となろうが,こうした音楽的な興奮は忘れずにいたいものである。このアルバムが日本という国で録音されたことを我々は誇りに思うべきである。Deep Purple黄金期の素晴らしい遺産として当然星★★★★★である。
Recorded on August 15 and 16 in Osaka and August 17 in Tokyo, 1972
Personnel: Ian Gillan(vo), Richie Blackmore(g), Jon Lord(key), Roger Glover(b), Ian Paice(ds)
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