Chaka Khan:何と言っても"I Feel For You"である。
"I Feel for You" Chaka Khan(Warner Brothers)
何と言ってもPrince作のタイトル・トラックが最高のChaka Khanの1984年の作品である。Grandmaster Melle MelのラップとStevie Wonderのハーモニカに導かれてスタートするこの曲のカッコよさは一体なんだ!制作からほぼ四半世紀を経ても,それは全く不変である。これは凄い。
とタイトル・トラックにばかり興奮しているが,このアルバム,実は無茶苦茶金が掛かっているはずである。Arif Mardinの製作総指揮のもと,集ったプロデューサーはMardin以下9人もいる。バックに集ったメンツもかなり豪華である。ほとんど曲毎にプロデューサーが違うが,Mardinが最終的にしきっている(であろう)ため,アルバムとしての一貫性には問題はない。
このアルバムが目指したところは「ブアツい」バック・トラックにChakaのボーカルを乗せるということであり,ミックス的にもChakaのボーカルとサウンドの一体化を図っているかのように聞こえる。よって,Chakaのボーカルを楽しみたいという筋にはあまりおすすめできないアルバムとも言えるが,これはあくまでもそのような意図で制作されたサウンド・プロダクションを楽しむべきものであろう。
アルバムを通して聞けば,バラードでは抜群の歌のうまさを聞かせ,アップビートな曲では完璧な「ノリ」を実現するChaka Khanの幅広いタレントをうまく捉えたアルバムだと思うが,リスナーの期待によって好き嫌いがわかれることは致し方なかろう。いずれにしても,このアルバムはソウルとかR&Bというカテゴリーをはるかに超越してしまっている。星★★★★(タイトル・トラックだけなら星★★★★★である)。
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はじめまして。
小生「こうぞう」といいます。現在フィリピンの某島にて勤務しているゼネコン社員です。
実はここの「おともだちサイト」にある某社の某サックス吹きさんと先週夏休みを利用して帰国した時に都内某所にて一杯やりました。このとき貴殿のことも少々伺いました。また、その数日後関東某県事業所勤務の「米笑」氏とも日暮里にて酒盛りをしました。
実はここのCDレビューは結構参考にさせてもらっていまして、気に入ったものはすかさず
露関係(不明な点はサックス吹きさんへ)にて落としております。今後も鋭いレビューを期待しております。
で、何でここでのコメントかというとFEEL FOR YOUの中のThrough the fire が当地フィリピンでの小生の数少ないカラオケの持ち歌だったからです。チャンチャン
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: こうぞう | 2007年8月17日 (金) 09時08分
こうぞうさん,コメントありがとうございます。参考にして頂けるなどとはお恥ずかしい限りです。いつまで続くかこのブログと言われていますが,まだまだ粘っていきたいと思います。「みんなで広げよう友達の輪」ということで(死語ですね)今後ともよろしくお願いします。
ところで,カラオケの持ち歌は重要ですね。私も前職の仲間と年に数回カラオケ大会を催していますが,新曲(新レパートリー)を毎回入れるのが掟になっています。Chaka Khanは歌ったことがないので,次回チャレンジしてみますかね。
投稿: 中年音楽狂 | 2007年8月17日 (金) 09時33分