銀行が盛り上げるローカル・ミュージシャンたち
"Heart Like These" Rye Hollow (Private Label)
今回、米国のいくつかの都市を回る中、オレゴン州のポートランドに立ち寄った。そこにある銀行(敢えて名前は秘す)はローカル・コミュニティとのつながりを極めて重視しており、営業店内では、地元のミュージシャンの音楽をBGMとしてかけているだけでなく、店内で彼らのCDさえ販売している。
日本の金融機関では、こうした取り組みは全く想像できないし、文化がローカル・コミュニティ・レベルで高いレベルに達しているのは政令指定都市程度に留まるであろうが、例えば、北海道なら、北海道のミュージシャンをフィーチャーしたり、地場の企業の商品を更にプッシュするというのはあってもよさそうなものである。今の日本の金融機関のメンタリティでは無理だろうが、今後、企業の社会的な責任として、そうした対応も求められてくるのではないかと強く感じてしまった。
で、今回、物好きの私は、銀行の営業店内でかかっていたこのRye Hollowというグループの音楽が結構気に入ってしまった。彼らのWebサイト(www.ryeholloow.com)によればRye HollowはボーカルのBreanna Paletta、ギターのKevin O'Loughlin、ベースのChris Chardがオレゴン州の高校時代に出会って結成されたグループらしいのだが、オルタナ・カントリーとロックの中間ぐらいの音楽を、女性ボーカルでやられてしまっては、もともとがJoni MitchellやRickee Lee Jones、あるいはEBTGのTracey Thornなどの女性ボーカル好きの私が気に入ってしまうのは当然である。地元のFM曲ではそれなりのローカル・ヒットもしているらしい。
おそらく銀行の店内のようなオープンな場所で聞くのと、家やポータブルCDで聞くのとでは雰囲気も感覚も違うのだろうが、今回、このCDも結局勢いで購入してしまったが、出張中につき、まだよく聴けていない。ということで、レビューをするほど聴いていないため、今回は星は今回はつけられないが、こうしたミュージシャンをプッシュする銀行の取り組みには星★★★★★を謹呈したい。この銀行なかりせば、私が彼らの音楽に出会うことは一生なかったかもしれないのである。こうした出会いはRye Hollowにとっても、私にとっても幸せなイベントではないか。
金太郎飴のようなサービスしか提供できない日本の金融機関には見習ってほしいものである。
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