ECMレーベルのカバー・アート集
"Sleeves of Desire: A Cover Story" Lars Muller
何を隠そう私は相当のECMレーベル好きである。今やECMのカタログは1,000作品程度を数えるに至っているので,完全コレクションとは到底いかないが,私が所有する枚数も,Keith Jarrett,Pat Metheny,Ralph Townerなどメジャーどころを筆頭に,相当な数になってしまった。
ECMレーベルの音楽はManfred Eicherという名プロデューサーの美意識を反映したユニークなものが多いが,ECMレーベルのもう一つの特徴となっているのが,その優れたカバー・アートである。この本は,そのECMレーベルのアルバム・カバーを並べただけのものなのだが,これが何とも美しく,ECM好きにはたまらないものとなっている。本書が発売されたのは96年なので,それまでのアルバム群に限定されるわけだが,それだけでも見ているだけで心癒されると言うべきの素晴らしい書籍である。アルバム・カバーもここまで来れば芸術の域に達しているというのがわかる。
残念ながら本書は絶版のようで,Amazonなどではとんでもない高値で取引されているのが現状だが,ECMファンとしては必携の書籍であることは間違いない。星★★★★★。
尚,ECM関連書籍としてはレーベルの一部作品のプロデュースを担当しているSteve LakeがPaul Griffithsと共同で著した"Horizons Touched - The Music of ECM"が間もなく英国で発売される(4/2予定)。現在,私はこの書籍を注文中だが,ここでもカバー・アートや,コンサート・フォト等が多数収録されているようなので,ECMファンは絶版になる前に入手すべきだろう。但し,若干高いので念のため。定価は45ポンド。英国Amazonでは29.7ポンドで売っているが,それでも運賃込みにすると,1万円近くの出費は覚悟が必要だろう。日本のAmazonでも注文できる。今からワクワクしてしまう。我ながら結構なオタクぶりであるが,こちらも入手次第紹介したい。
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コメント
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あれまあ、もう1つの本もあるのですね。気になるなあ。
投稿: ken | 2017年7月29日 (土) 19時11分
kenさん,おはようございます。ご存知かもしれませんが,"ECM - A Cultural Archaeology"ってのもあります。ECMのサイトではn/aとなってますが,Amazonでは買えますね。老後の楽しみにこれらの本は取ってあります(笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年7月30日 (日) 08時49分