これぞ究極!Aretha Franklinフィルモア・ライブ完全盤
"Don't Fight The Feeling" Aretha Franklin & King Curtis (Rhino Handmade)
Aretha Franklin及びKing CurtisのFillmore Westにおけるライブ盤はそれぞれがこれぞソウルと言うべき演奏を聞かせて,従来から名盤の誉れ高いが,その3日間のライブの模様を完全収録したのが本アルバムである。CD4枚組,全61曲というボリュームも凄いが,演奏も凄い。ブックレットも素晴らしい写真満載で非常によく出来ている。
そもそもこのメンツである。悪い演奏になるはずがないが,3日間の完全収録の弱点と言うべきか,曲の重複が多いので,このアルバムはあくまでもマニア向けと考えた方がよい。更に全世界5,000セット限定だったため,今やプレミアムがプレミアムを呼び,4万,5万は当たり前というとんでもない価格で取引されているので,そもそも一般人には手が出るものでもない。
現在ではAtlanticのAretha盤は2枚組23曲仕様となり,AtcoのKing Curtisのエンハンス盤も14曲収録され,この2組を揃えれば,このアルバムの半分以上をほとんどダブりなく聞くことができるわけで,かつ価格も合わせて4,000円程度で収まるはずであるから,通常のリスナーにはこちらをお薦めするべきであろう。しかし,コアなファンは大枚はたいても,この4枚組を入手すべきである。
それにしてもRhinoレーベル恐るべしである。今やポピュラー音楽界ではRhinoとNonesuchが最も信頼のおけるレーベルとして,「いい仕事」を連発している。本当の音楽好きとはこのレーベルのスタッフを言うのだろう。ここに収められた演奏はもちろんだが,レーベルの取組みを含めて星★★★★★。これこそ究極である。
Recored on March 5-7, 1971 at Filmore West
Personnel: Aretha Franklin(vo, el-p), King Curtis(ts, ss), Billy Preston(org), Cornell Dupree(g), Jerry Jemmott(b), Bernard Purdie(ds), Pancho Morares(perc, ds), Truman Thomas(el-p), Wayne Jackson(tp), Andre Love(ts), Roger Hopps(tp), Jack Hale(tb), Jimmy Mitchell(bs), Lou Collins(ts) and Ray Charles(vo, el-p)
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