Herbie Hancockのファンク炸裂!
Herbie Hancockの"Headhunters"に始まるファンク路線の集大成とも言える東京でのライブ・アルバムであるが,これが相当強烈である。冒頭はお決まりの「処女航海」で幕を開けるが,その後の徹底したファンクの「洪水」はタイトルに偽りなしである。
本盤のハイライトは2曲目の"Actual Proof"であるが,ここでのHerbieの暴れっぷりはまさに尋常ではない。一歩間違えればフリー・ジャズのようなキーボード・プレイに燃えないジャズ・ファンはいないだろう。そのほかの演奏ももちろん悪くないが,この演奏が激し過ぎて,そのほかの演奏がかすんでしまうのは残念である。
また、このアルバムを支えているのが,Paul Jacksonの素晴らしいベース・プレイである。Jacksonの生み出すグルーブがHerbieを鼓舞していると言ってもよいが、それにしてもJacksonの指はよく動くものだと感心してしまう。
いずれにしてもこうした演奏が日本で展開されたことに,Herbieの手抜きなしの真摯な姿勢を感じるし、この演奏を生で見られた聴衆は幸せである。もちろん,これがHerbieの最高傑作だとは言わないが,このファンクネス振りは星★★★★☆には十分相当する。
それにしても,本盤だけではないが,Herbieのファンク・アルバムのジャケの異様さだけは勘弁してもらいたいものである。購入意欲が失せること甚だしい。
Recorded Live on June 28 at Shibuya Kokaido and July 1st at Nakano Sunplaza, 1975
Personnel: Herbie Hancock(key), Bennie Maupin(ts, ss, bcl, fl, perc), Paul Jackson(b), Mike Clark(ds), Bill Summers(perc), Blackbird McNight(g)
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» Herbie Hancock:Flood(1975) 70年代ジャズの熱気と洗練 [Kanazawa Jazz days]
Herbie Hancock (keys), Bennie Maupin (reeds,fl), Paul Jackson (b) Mike Clark (ds) Bill Summers (perc), Blackbird McKnight (g) 1975年6月28日 渋谷公会堂でのライブ このFloodの冒頭はファンクではじまるかと思いきや,ピアノの処女航海ソロからスタート.とても...... [続きを読む]














































































私も昔のハービーのelectric funkは好きだけど、ちょっと楽器数が多すぎると思う。それはマイルスのOn the cornerに関しても同じ。私がremixするなら、いや、今のハービーがremixするとしても、音数をシンプルにすると思う。曲調は別にして、音密度はRock itぐらいが良いと思う。
それにしても、ハービーは音楽とは関係ない、宗教上の発言が多すぎ。多分、実際に会って話をしたら、沖縄の喜納昌吉みたいにウザいと思う。
投稿: 通行人 | 2007年10月20日 (土) 19時19分
通行人さん,コメントありがとうございます。Herbieもヴォコーダーはやめた方がよかったでしょうね。
宗教についてはまぁでも信教の自由ってやつもありますしねぇ。Chick Coreaはサイエントロジーの広告塔みたいだし。私としてはどうこう申し上げられませんので,音楽に集中します。
投稿: 中年音楽狂 | 2007年10月20日 (土) 21時10分
有り難うございます。私はヴォコーダーは割に好きなんですよ。ダサいメロディーはどうしようもないが、日本録音のDirect stepみたいに、ヴォコーダーでクラヴィネットみたいにファンキーなリズムを刻む・・・がいいんですよ。それより、Monsterみたいなディスコ・ビートは要らない。
確かに信教の自由だけど、お仲間ばかり優先してセッションに起用するのは頂けませんよ。例えば、ウェイン・ショーター、バスター・ウィリアムズ、大野俊三・・・。そんなのは音楽人のまっとうな判断ではない。宗教集会でセッションやってくれって感じ。それならば批判はしませんよ。
(後半について、コメントは求めません)
投稿: 通行人 | 2007年10月21日 (日) 19時23分
通行人さん,コメント後段についてはそのとおりだと思います。昔,私の下宿のお隣さんがS価学会員さまで,おそらく私がジャズ好きなのを知って,「今度,ハービーとウェインが演奏しますよ」なんてイベントに誘われましたもの。もちろん行きませんでしたが。
投稿: 中年音楽狂 | 2007年10月21日 (日) 20時02分
ボクはこれがハービーの最高の一枚かなあ,と思ってます。このグルーヴ感が凄い。それとギア・チェンジの格好よさったら。
1975年のライヴですよね。マイルスのアガルタとともに,ジャズ・ファンクの頂点で,その後が切れちゃった感じ。
あと10ほどトシをとっていたら聴けたのになあ,という思いで一杯であります。
投稿: ken | 2011年4月 3日 (日) 09時16分
kenさん,こんにちは。TBありがとうございます。
このアルバム,Herbieの最高傑作かどうかは別だとしても,ファンク時代では間違いなく最高でしょう。私の中でもトップ3には確実に入ると思いますし,プレイバックの回数では多分これがダントツです。
1975年というと私はプログレにはまりかけていた頃で,この手の音楽に食指を伸ばすのはもっと後のことでした。でもこのファンクネスならば,老いも若きもOKですね。
追ってこちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2011年4月 3日 (日) 12時44分